ブログを始めた当初は書きたいことが色々あり、初心者ブロガーでも結構スムーズに筆が進むものです。
しかし、勢いに任せて書いていると、後から読み返したと時に「なんだこれ?」と、少し恥ずかしくなるほどメチャクチャな文章になっていることがあります。
そして、他のブログを読むと、自分が一層文章力がないように感じられてしまい、思うように記事作成が進まなくなってしまうのです。
読まれるブログ記事を作成するには、全体像を把握して計画性を持って進めることが大切です。
その為、基本的な書き方をマスターして、自分なりのライティングスタイルへ繋げていくことがとても重要になるのです。
そこでこちらでは、読まれるブログを作る10の方法について詳しく解説していきます。
読者は「タイトル」と「目次」で判断する
それぞれの詳しい書き方を解説する前に、読まれる記事の前提とも言える共通点について考えてみたいと思います。
例えば、書店で立ち読みしながら本の購入を判断する際に、あなたはどこへ目を通しますか?
最初からお目当ての本がある場合は別として、恐らく、先ずは「タイトル」に興味を示し、次に「目次」を確認して全体的な内容を確認するのではないでしょうか?
この傾向はブログにおいても同様です。
個別記事の「タイトル」に引かれ、更に各見出しで構成される目次を確認して、最後まで読み進めるかを判断するのです。
その為、ブログの「タイトル」と「目次」で記事が読まれるか否かの8割が決まると言っても過言ではありません。
勿論、興味を示しても本文が粗末であれば、やはり、途中で読むことをやめてしまうでしょうから、これから紹介する10の方法が完読してもらう為のポイントになってくるわけですが、先ずは、真っ先に読者の目に飛び込むタイトルと目次の重要性を理解しておきましょう。
読者が好むブログ記事を作る10の方法
それでは具体的なブログ記事の書き方について解説していきます。
基本的な流れとしては、以下10の方法に沿って進めていくことで、読みやすくまとまりのある記事を作成することができます。
- 先ずはキーワードとニーズの分析
- 記事のタイトルを決める
- 要点をまとめて見出しを作る
- 本文へ引き込むリード文を作る
- 見出しごとに文章を作る
- 見出しごとの文書を見直す
- 記事のタイトルを見直す
- 重要な文言へ装飾を加える
- タイトルと見出しへ画像を挿入する
- 最後に校正して記事を公開する
先ずはニーズとキーワードの分析
ブログは思い付きで書きたい記事を作っても、なかなか読者の目に留まることはありません。
ネットへ記事を公開するわけですから、やはり、検索エンジンを意識して作成することが重要になります。
先ずは、作成しようとしている記事の情報に対して、どのくらいのニーズがあるのかを確認する必要があります。
一定のニーズが確認できたら、次は、その情報を求めるユーザーが検索するであろうキーワードを選定します。
この最初の作業を飛ばしてしまったり、或いは、雑に終わらせてしまうと、作成する記事の検索上位表示が見込めなくなってしまいます。
記事のタイトルを決める
ニーズを確認して対策キーワードを選定したら、記事の方向性を示す意味も含めてタイトルを決めていきます。
タイトルを決める上での注意点は以下の4つです。
- タイトルへ対策キーワードを含める
- 検索結果に表示される32文字以内に収める
- 有益な情報が入手できる文言を示す
- 魅力的でわかりやすい文章を意識する
この作業でも、検索結果に表示される事と読者の目を引く両方を意識しながら作成していきます。
記事へ引き込む最初の入り口になりますので、価値ある情報であることを短い文章でアピールできるように、じっくり考えて決めていきましょう。
要点をまとめて見出しを作る
次は、タイトルに沿って各見出しを作成していきます。
見出しはブログの目次を構成することになりますので、冒頭でも述べた通り真っ先に読者の目に飛び込む重要な文章になります。
作り方の例としおすすめする1つは、タイトルを更に細かく解説する要点をまとめて、箇条書きにしていけば、そのまま見出しへ利用することができると思います。
書き出した箇条書きの要点を、ストーリー性がある流れに並べ替えることで、読者の興味を引く見出し(目次)を作ることができます。
本文へ引き込むリード文を作る
ここからは、テーマに沿った具体的な内容を示す文章を作成していきます。
先ずは、テーマを解説して目次の各項目を引き立たせるリード文(導入文)を作成していきます。
あまり長い文章にならないように要点をまとめて、読者にとって有益な情報が本文で入手できることをアピールしましょう。
目安としては300文字程度にまとめて、要所でキーワードを散りばめながら作成します。
リード文では、読者の核心となる部分には触れずに、「読みたい」と言う気持ちを煽ることが効果的です。
見出しごとに文章を作る
リード文を作成したら、今度はいよいよ本文の作成です。
恐らく、テーマに沿って各見出しを作成した際に、その後に続く文章が自分なりのイメージとしてあったのではないかと思います。
先ずは、そのイメージに逆らわず、また、あまり余計なテクニックを深く考えることなく筆を進めていきましょう。
できれば、各見出しの文章へ対策キーワードを2~3個程度散りばめながら作成することがベストですが、後から修正してもOKです。
そして、大まかな文章作成は、ここで一旦完成させてしまいます。
見出しごとの文書を見直す
全てに文章が入ったら2~3回程度読み直して、主に以下のような項目を意識して修正作業を進めていきます。
- 適切な対策キーワードの挿入
- 誤字脱字の修正
- 漢字だけの密集を修正
- 平仮名だけの長文を修正
- 回りくどい文章を修正
- わかり難い文章を修正
記事のタイトルを見直す
記事作成の設計図として第一に「タイトル」を決めてスタートしたわけですが、作業を進める内にタイトルと本文の内容がブレてしまうことがあります。
もし、双方の整合性に違和感を感じるような作りになっているのであれば、本文にマッチしたタイトルに修正することも検討しましょう。
勿論、最初に分析したキーワードに沿ったタイトルであることは前提です。
その上で、本文との整合性がとれるタイトルへと修正します。
重要な文言へ装飾を加える
本文の中で、重要度が高く読者へアピールしたい文言には、装飾を加えることがおすすめです。
「太字」「赤字」「マーカー」など、仮に走り読みをしても、そこだけは目が留まるような工夫が効果的です。
タイトルと見出しへ画像を挿入する
冒頭で述べた「タイトル」と「目次」に加えて、本文以前に読者の目に飛び込む「画像」の挿入も重要性は高いと言えます。
記事内容と関連性の深い画像を選択して挿入することで、活字だけでなく読者の視覚へインパクトを与えることができます。
また、ブログ記事は要所で画像を加えた文章の方が、読みやすさを感じる傾向にあります。
その為、タイトル直下と各見出しの直下には、それぞれ関連画像の挿入をおすすめします。
状況に応じて本文の中へも挿入をしていきますが、あまり画像だらけになると、しつこくなってしまいますので、適度なバランスを十分に考慮しましょう。
また、文中には写真やイラストの画像だけでなく、動画を挿入することも効果的です。
最後に校正して記事を公開する
最後に、再度校正を行い記事を公開します。
文字のレイアウトや改行のチェック、見出しの位置や無駄な文章、同一語尾の連続などをチェックします。
できるならば、自分以外の人に読んでもらうことで、更にチェックの制度も高まると思います。
まとめ
ここまで、ブログの書き方として10の方法を紹介してきましたが、「10個もあって面倒くさい」このように感じた方もいるのではないでしょうか。
しかし、文章にして解説すると少々ややこしく感じるかもしれませんが、実際にやってみると無意識のうちに既に取り入れている作業もあると思いますので、それほど難しくなく進められると思います。
そして、この一連の作業をルーティン化してしまえば、良質な記事の量産に繋がり、充実したブログコンテンツが評価されるようになっていきます。
もし、これまでに何となくブログ記事を書いていたのであれば、是非、当記事を参考に計画性ある自分なりのライティングスタイル確立に役立てて下さい。