WordPressブログの使い方|記事を作成する7つの手順を解説
WordPress(ワードプレス)は、世界中の企業や個人が最も多く利用しているブログソフトです。

また、単純なブログソフトとしてだけでなく、CMS(Contents Management System)としても利用されているわけですが、日本国内におけるCMSの利用率は、なんと82.4%もの圧倒的な割合を占めています。

そして、アフィリエイトの収益化に成功している多くのブロガーも、やはりWordPressを利用しています。

ただ、これからブログアフィリエイトを始める初心者にとっては、「WordPress」と言う横文字だけ見ても「使い方が難しいのでは?」と、利用を躊躇している方も少なくないと思います。

そこでこちらでは、WordPressブログで記事を作成する手順について詳しく解説していきます。

WordPressで記事投稿する基礎知識

WordPressで記事投稿する基礎知識
初めて利用するブログソフトは、WordPressに限らず慣れるまでに多少の時間は掛かってしまいます。

特に、WordPressでは独特の専門用語が多いので、初心者にとっては戸惑うことが多いかもしれません。

しかし、慣れてしまえば、他のブログソフトよりも断然機能性に優れていることが実感できますし、「使いやすい」と感じるようになってきます。

そこで、できるだけ初期段階の混乱を避ける為に、以下4つの基本的な知識を学んでおきましょう。

  1. WordPressには投稿ページと固定ページがある
  2. 豊富なプラグインで高機能を簡単に使える
  3. 旧式エディタと新式エディタの機能が使える
  4. ビジュアルモードとテキストモードの切り替え可能

WordPressには投稿ページと固定ページがある

WordPressでの記事作成は、「投稿」と固定」の2種類があります。

それぞれの違いは以下の通りです。

投稿
他のブログと同様に時系列で記事が更新される仕組みで、通常の記事は「投稿」で作成します。

 

固定
カテゴリーなどには属さない単独のページとして更新される仕組みで、お問い合わせページやプロフィールなどは「固定」で作成することが多くなります。(企業のホームページを作成する場合は、規定記事のみで構成されるケースが多くなります)

豊富なプラグインで高機能を簡単に使える

WordPressでは、膨大な数のプラグインを利用することができます。

プラグインは拡張機能のことで、WordPress以外のブログサービスでも使われる呼称です。

専門的なプログラミングが必要になるようなことでも、プラグインを活用することで簡単に高度な機能を使いこなすことができます。

イメージとしては、スマホのアプリ機能のようなものです。

プラグインのインストール方法

プラグインをインストールするには、WordPress管理画面の「プラグイン⇒新規追加」をクリックして、画面の右上にある「プラグインの検索」欄へ探したいプラグイン名を入力して検索します。
プラグインのインストール方法1

探しているプラグインが検索結果に表示されたら、「今すぐインストール」をクリックして、その後「有効化」をクリックすれば利用できるようになります。
プラグインのインストール方法2

記事作成は旧式エディタと新式エディタの機能が使える

記事作成には、旧式エディタ(クラシックエディタ)と新式エディタ(グーテンブログ/ブロックエディタ)の2の機能が利用できます。

新式エディタは、2018年12月にリリースされたWordPressバージョン5.0以降に標準装備されています。

したがって、これからWordPressを始める場合、初期設定では新式エディタが実装されている状態になります。

ただ、旧式エディタの時代から利用しているブロガーにとっては、新式エディタは少々使い難い面が多く、私自身もそのように感じている一人です。

その為、本記事では旧式エディタでの使い方で紹介していきます。

旧式エディタ(クラシックエディタ)へ変更する方法

旧式エディタへ切り替えるには、「Classic Editor」というプラグインをインストールします。

前項の画像の通り、WordPress管理画面の「プラグイン⇒新規追加」をクリックして、画面の右上にある「プラグインの検索」欄へ「Classic Editor」と入力して検索します。

検索結果に「Classic Editor」が表示されたら、「今すぐインストール」をクリックした後、「有効化」をクリックすれば、旧式エディタへの切り替えは完了です。
プラグインのインストール方法2

ビジュアルモードとテキストモードの切り替え可能

旧式エディタ(クラシックエディタ)では、更に「ビジュアルモード」と「テキストモード」の2つへ切り替えて利用することができます。

「ビジュアルエディタ」は見た目がわかりいやすく、感覚的に記事を書けるモードになっています。

一方、「テキストモード」は自分でHTMLコードを駆使しながら記事を執筆するモードです。

「テキストモード」の方がWEB制作に関する知識を必要としますので、初心者には「ビジュアルモード」が使いやすいと思いますが、表現力に制限なくクオリティーの高い記事デザインで仕上げるのであれば、やはり、「テキストモード」での作成がおすすめと言えます。

HTMLに関する知識は、WEB検索することで殆ど情報を入手できますので、初めは大変だと思いますが、できるだけ「テキストモード」で利用できるように努力してみましょう。

それぞれの切り替えは、投稿編集画面の左上タブで操作できます。
ビジュアルモードとテキストモードへ切り替えられる

WordPressで記事を作る7つの手順

WordPressで記事を作る7つの手順
それでは、WordPressでブログ記事を作成する手順について解説していきます。

細かな作業は色々ありますが、作業の中心となる大まかな7つの手順を先ずはマスターしましょう。

また、この他に知りたい作業手順などは、ネット検索すれば詳細な記事が幾つもヒットすると思いますので、よりわかりやすいものを参考にしながら学んでいきましょう。

  1. 記事のタイトルを設定する
  2. カテゴリーとタグを設定する
  3. パーマリンクを設定する
  4. 本文を作成、編集する
  5. 見出しを挿入する
  6. 画像を挿入する
  7. 記事を投稿する

記事のタイトルを設定する

先ずは、記事タイトルを選定していきます。

WordPress管理画面の「投稿⇒新規追加」をクリックして記事作成画面を表示した後、記事タイトルにはターゲットとする選定キーワードを挿入しながら、Google検索結果に表示される32文字以内を意識して作成します。

タイトル入力欄の下に文字数が表示されますので、確認しながら作成してきましょう。
記事のタイトルを設定する

カテゴリーとタグを設定する

次は、カテゴリーとタグを設定していきます。

それぞれの違いは以下の通りです。

カテゴリー(記事ジャンルによって分類)
カテゴリーは投稿した記事をグループ分けする機能で、分類したカテゴリリンクから関連する記事をひとまとめにしてみることができます。また、カテゴリーの特徴として「親・子・孫」の3階層まで設定することができます。こちらはブログ運営では設定必須になります。

 

タグ(記事内容を表す言葉で分類)
タグは記事内容を表すキーワードで分類を行い、タグを見ることで大まかな記事の内容がわかります。また、カテゴリーと違って階層構造を作ることはできません。こちらは状況に応じて設定しますので、必須ではありません。

カテゴリとタグの設定は、「投稿」の「カテゴリー」「タグ」から、それぞれ項目を追加することができます。
カテゴリーとタグを設定する1

個別記事での設定では、投稿編集画面の右サイドバーから、それぞれ「カテゴリー」と「タグ」を追加で来ますので、該当する内容1つにチェックを入れて記事を更新させます。
カテゴリーとタグを設定する2

タグの設定は状況に応じて行いますので必須ではありませんが、カテゴリーの設定は必須です。

分け方次第で検索結果にも影響してきますので、事前に作成して適切に記事をジャンル分けするようにしましょう。

パーマリンクを設定する

パーマリンクとは、WordPressの投稿や固定ページで作成された記事、カテゴリーやタグなどのアーカイブのページなど、それぞれに付与されるURLです。

記事投稿の時には、以下画像の赤字部分のURLを入力することになります。
パーマリンクを設定する

あまり長い文字数にならず、狙っているキーワードが示されている、わかりやすいURLが理想的と言えます。

  • アフィリエイト 始め方:affiliate-hajimekata
  • ブログ 作り方:blog-tsukurikata
  • ワードプレス 使い方:wordPress-tsukaikata

本文を作成・編集する

続いては、ブログのメイン作業となる本文の作成・編集について解説します。

ブログ本文の作成は、予めグーグルドキュメントやワードなどで下書きをする人もいますし、WordPressへ直接入力する人もいます。

WordPressは文章作成時の全体像が見難い画面になっているので、下準備をしっかりと行い人、或いは、初心者の方は、別のソフトで下書きした後にWordPressの投稿欄へコピペして、更に編集を加えた方が良いと思います。

そして、コピペした後に文字装飾や画像の挿入などを一気に進めていくやり方が効率的と言えます。

また、以下のように本文の入力はビジュアルモードとテキストモードの2種類を選択できます。

 

【ビジュアルモードの場合】
本文を作成・編集する ビジュアルモードの場合

 

【テキストモードの場合】
本文を作成・編集する テキストモードの場合

見出しを挿入する

続いて、見出しを挿入していきます。

見出しを表示するには「h2.h3.h4.h5」のように複数のタグが用意されています。因みに「h1」タグは記事のテーマ(記事名)にのみ利用されることになりますので、本文では「h2」以降のタグを利用していきます。

 

【ビジュアルモードの場合】
見出しを挿入する ビジュアルエディタの場合

 

【テキストエモードの場合】
見出しを挿入する テキストエディタの場合

  1. 大見出し(h1タグ)⇒ページ内で最も伝えたい内容(テーマ/記事名)
  2. 中見出し(h2タグ)⇒「テーマ/記事名」(大見出し)で伝えたいことを、大まかに章分けした内容
  3. 小見出し(h3タグ)⇒中見出しで伝えたいことを、大まかに章分けした内容
  4. 小見出し(h4,h5タグ)⇒小見出し以下を、更に詳細に伝えたい内容

画像を挿入する

本文の作成・編集、そして見出しの挿入と文字装飾が終わったら、次に画像の挿入をしていきます。

挿入する画像は有料版・無料版など、色々なツールがあります。

以下記事で画像素材のツールも紹介していますので、確認してみて下さい。

画像を挿入する場所は以下の2種類に分かれます。

アイキャッチ画像とタイトル画像
記事を象徴するメインの画像で、1記事1枚のみ使用します。投稿ページのタイトル直下か直上に表示される画像になります。

 

中見出し(h2タグ)画像
各中見出しの直下に表示される画像になります。全部の見出しへ表示するとしつこくなってしまいますので、「h2」タグのみがおすすめです。

先ず、事前に利用する画像をPCのファイルへダウンロードした後、WordPressへ画像を取り込むには、投稿編集画面の「メディアを追加」から行います。
画像を挿入する 手順1

「メディアを追加」をクリックした後、「ファイルをアップロード」タブへ移動して中央にある「ファイルを選択」から画像をアップロードします。
画像を挿入する 手順2

画像はアップロードされると、「メディアライブラリ」へ保存されます。
画像を挿入する 手順3

 

【アイキャッチ画像の挿入】
アイキャッチ画像は投稿編集画面の右サイドバーにある「アイキャッチ画像」欄の「アイキャッチ画像を設定」をクリックします。
画像を挿入する アイキャッチ画像の挿入手順1

そして、「メディアライブラリ」の中から画像を選択して、右下の「アイキャッチ画像を設定」をクリックすれば挿入完了です。
画像を挿入する アイキャッチ画像の挿入手順2

 

【中見出し画像の挿入】
中見出し画像は投稿編集画面の「メディアを追加」をクリックした後、「メディアライブラリ」から画像を選択して、右下の「投稿に挿入」をクリックすれば挿入完了です。
画像を挿入する 中見出し画像の挿入手順

記事を投稿する

最後に、記事の投稿を完了させるには、投稿編集画面の右サイドバーにある「公開」欄の「公開」をクリックします。
記事を投稿する手順

以上で、作成したブログ記事がWEB上に公開されます。

WordPressプラグインの使い方

WordPressプラグインの使い方
WordPressでは有料・無料の膨大な数のプラグインが利用できます。

とても便利ではありますが、無駄なプラグインをインストールしているブロガーも少なくありませんので、適切な利用ができるように3つの項目について解説していきます。

  1. プラグイン導入の注意点
  2. プラグインの導入方法
  3. おすすめのプラグイン

プラグイン導入の注意点

WordPressでプラグインをりいうする際には、以下の3点について注意する必要があります。

  1. なるべくWordPress公式登録を使う
  2. WEBサイトの表示速度を確認する
  3. 適切なアップデートの確認

なるべくWordPress公式登録を使う

WordPressで利用できるプラグインは、公式のものから非公式のものまで膨大な数があります。

セキュリティー面のことを考慮すれば、なるべくならWordPress公式のプラグインの利用がおすすめです。

WEBサイトの表示速度を確認する

プラグインによっては、WordPressのデータベースへ極端に不可が掛かってしまうケースもあります。

不可を掛け続けるとWEBサイトの表示速度が遅くなり、SEO的にもマイナスの影響が生じますし、検索ユーザーに対してもフラストレーションを与えてしまいます。

その為、負荷が掛かり過ぎるプラグインの利用は避けた方が良いですし、必要最低限でのプラグイン数で運営することがおすすめです。

適切なアップデートの確認

WordPressは利便性の向上やセキュリティー強化の為に、年間数十回にも及ぶバージョンアップを繰り返しています。

プラグインもバージョンアップに伴い、適切なアップデートを繰り返しているものが好ましいと言えます。

最適な動作と万全のセキュリティーが維持できるように、都度アップデートで対応しているプラグインを利用しましょう。

プラグインの導入方法

プラグインの導入方法については、冒頭の「豊富なプラグインで高機能を簡単に使える」で「プラグインのインストール方法」を紹介していますので、ここでは割愛します。

おすすめのプラグイン

あまりにも膨大な数のプラグインがある為、初心者にとっては「どれを利用すればいいのかわからない」このような方は多いはずです。

以下の記事では、特におすすめしたいプラグインを抜粋して紹介しています。

設定方法についても個別に解説していますので、是非、参考にして下さい。

まとめ

WordPressは、使い慣れてしまうと殆どのブロガーが手放せないツールになってしまうくらいに、とても高性能で満足できるブログソフトです。

しかし、WordPressブログを開設したばかりのスタート段階が、インストールや初期設定などで一番骨が折れるのも確かです。

その為、初心者にはいきなりハードルの高いイメージを与えてしまいがちなのですが、当ブログのように詳しく使い方を解説しているサイトは多数ありますので、1つ1つ参考にしていけば必ず慣れていきます。

一度流れをつかむまでに多少苦労はしますが、クオリティーの高いブログを構築していく為にも腰を据えて粘り強くチャレンジしてみましょう。