WordPressのSEO強化策|初心者がやるべき6つのポイントとは?
WordPress(ワードプレス)は、導入の手軽さや機能性の高さが評価されて、実に全世界の4分の1に及ぶWEBサイトがWordPressで作られている圧倒的なシェアを誇ります。

そもそも、WordPressは基本的なSEO対策について概ねカバーされていると言われています。

とは言え、これだけ世界中に多くの利用者がいるわけですから、検索上位を狙うのであれば、やはり、SEO対策における設定を見直す重要性は否めません。

そこでこちらでは、WordPressのSEO強化対策について初心者にもわかりやすく解説していきます。

WordPressのSEO対策とは?

WordPressのSEO対策とは?
「WordPressのSEO強化」と言われれると、なにか特別なことをするように感じるかもしれませんが、基本的には通常のSEO対策と考え方は変わりません。

SEOの基本は、内部対策と外部対策を施した最適な状態を保ちながら、質の高い記事を発信してコンテンツを充実させていくことです。

これらの対策によってブログへのアクセスを積上げていくことが可能になります。

しかし、従来のWEB制作では、専門的な知識や技術がなければ、このようなSEO対策の施しをすることは困難で、特にブログ初心者にはかなりハードルの高い取り組みと言わざるを得ませんでした。

その点WordPressでは、テーマ(テンプレート)やプラグインを利用することで、とても簡単にSEO対策の基礎を構築することができます。

SEOの基本を理解した上で有効なツールを活用しながら、必要であれば更に高度なSEOの知識と技術を習得することで対策を講じていきます。

ただ、簡単にSEOの基礎固めができるWordPressではありますが、テーマにしてもプラグインにしても膨大な数があります。

その為、効果的なツールの活用について迷ってしまうこともありますし、特にプラグインにおいては、必要以上に幾つものプラグインに頼ってしまうことで、サーバーへ大きな負荷が掛かってしまったり、場合によってはプラグインが原因でWEBサイトの不具合を起こしてしまうケースもあります。

したがって、WordPressのSEOを強化していくには、最低限の取り組みに押さえながらも、最大限効果を引き出せるツール活用の選択が重要なポイントとなります。

WordPress初心者がやるべき6つのポイント

WordPress初心者がやるべき6つのポイント
WordPressブログでSEOを強化していくには、以下6つのポイントを押さえて取り組んでいくことが重要です。

こちらでは、それぞれの取り組みについて、詳しく解説していきます。

  1. SEO対策が施されたテーマの利用
  2. SEOプラグインの利用
  3. サイトアップを生成するプラグインの利用
  4. キャッシュ系プラグインの利用
  5. パンくずリストの設定を意識
  6. パーマリンク設定を意識

SEO対策が施されたテーマの利用

WordPressでは、有料・無料の数多くのテーマが公開されています。

これらのテーマを選択する際に、幾つかのポイントがあるわけですが、その1つとして「内部SEO対策の施されたテーマ」の選択が重要になります。

テーマのデザイン性や機能性など、選ぶポイントは色々ありますが、特にアフィリエイターにとっては、検索順位を上げることが極めて重要です。

その為、初心者にとってはSEOに強いテーマを選択することこそ、先ずは、WordPressのSEO強化策として重視すべきと言えます。

因みに、当ブログはアフィリエイターから高く評価されているWordPressテーマである【賢威】を利用しています。

賢威以外でSEOに強いテーマのおすすめはAFFINGERになります。

SEOプラグインの利用

SEO関連で入れておきたいプラグインの代表とも言えるのが「All in one SEO Pack」です。

All in one SEO Packは、ブログ内のnoindexやXMLサイトマップなど、様々な内部対策をほぼ自動で行ってくれるプラグインです。

ただ、多機能なプラグインでもありますので、初心者にとっては、何から手を付ければいいのか困惑してしまうケースもあると思います。

基本的な設定方法については、以下の記事を参考してみて下さい。

本来、手動であれば、かなり面倒な設定が簡単にできます。

サイトマップを生成するプラグインの利用

XMLサイトマップの作成は、クローラーに効率よくサイト内を巡回してもらう為に重要です。

ブログを訪問するユーザー用のサイトマップとは異なり、XMLサイトマップはサーバー上にアップしてSearch Console(サーチコンソール)で送信するクローラーの為のサイトマップです。

その為、従来は記事が追加する度に追記して更新することが必要だったのですが、WordPressではプラグインを利用することで更新の自動化が可能になります。

All in one SEO Packでも、この機能は含まれていますが、All in one SEO Packを利用しない場合には、サイトマップを自動生成するGoogle XML Sitemapsと言うプラグインがおすすめです。

キャッシュ系プラグインの利用

WordPressはユーザーがアクセスする度に、データベースからコンテンツを動的生成するCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。

その為、アクセス数が増加するにつれてサーバーに負荷が掛かってくるわけですが、大量のアクセスが流れ込むと「503エラー」と呼ばれるエラーメッセージが表示されてしまいます。

このリスクを回避する方法として有効なのが、キャッシュ系プラグインの実装です。

これらのプラグインは、HTMLやCSSファイルを圧縮してサイトの表示速度を早くしてくれます。

幾つかあるキャッシュ系プラグインの中で、おすすめは「WP Fastest Cache」です。

WP Fastest Cacheは日本語対応で設定も簡単にできますので、初心者にも安心して利用することができると思います。

パンくずリストの設定を意識

パンくずリストの設定も最近のブログでは必須と言える取り組みの1つです。

パンくずリストとは、WEBサイトを訪問したユーザーがどこのページにいるのかを、視覚的にわかりやすくした誘導表示です。

基本的には各ページの階層順にリンクがリストアップされていて、WEBページの上層部に表示されるケースが一般的です。
パンくずリストの表示例

殆どのWordPressテーマは有料・無料問わず、既にパンくずリストの設定が済んでいますので、これに関しては特に気にする必要はありません。

重要となるのは、リストアップされるリンクテキストのネーミングで、これらは設定したカテゴリ名が表示されるようになります。

その為、クローラーが理解しやすいように、適切な階層でキーワードなども意識したカテゴリ名の設定が重要となります。

パーマリンク設定を意識

パーマリンクとは、各ページを示すURLのことを指します。
パーマリンク設定の表示例

WordPressでは、デフォルトの状態ですと「?p=1234」のようなパラメーター表記になります。

理想的なパーマリンクの設定は、できるだけ文字数を少なくシンプルにして、記事の内容と関連したわかりやすい表記をすることです。

パーマリンクは記事公開後も変更することができますが、それまでの評価も変更した時点でリセットされてしまいます。

したがって、記事公開前には適切なパーマリンクの設定を済ませて、公開後にはなるべく変更しないことが望ましいと言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここまで、WordPressのSEO強化策について、初心者向けに重要なポイントを絞って解説しました。

WordPressは、世界中の利用者がプラグインやカスタマイズに関する膨大な数の情報をネット上にアップしています。

その為、自分の運用スタイルにマッチした的確な情報を精査することも大切です。

WordPressのSEOについては、今回の記事を参考にして頂いて、無駄にテクニカルなSEO対策に走ることなく、後は質の高い記事を量産してコンテンツを充実させることへ注力していきましょう。