ブログの記事で重要視するべきは量なのか?それとも質なのか?

ブログの記事を更新していく際に、「質と量」について本気のブロガーほど強く意識している事と思います。

こちらでは、ブログの「質と量」それぞれの重要性について解説していきます。

質と量のどちらも大切ではあるが優先すべきは?

質と量のどちらも大切ではあるが優先すべきは?

ブログの質と量に関して、よく議論の対象になる事はありますが、どちらが大切かと言えば、答えは「質と量のどちらも大切」です。

但し、どちらを優先すべきかと言えば、やはり「質」である事は間違いないでしょう。

コンテンツのボリュームアップを優先して、質の低いブログ記事を大量に作成した場合、仮に検索エンジンに少しばかりの評価を得たとしても、訪問した読者は全く満足できないばかりか、嫌悪感すら抱いて二度とブログ訪問することがなくなる可能性が高くなります。

質の低い記事と言われる傾向は「文字数が少なく内容が薄い」「他の文章を引用していてオリジナリティーに欠ける」「読者へ伝えたいことが不明」など、とても有益とは判断できないような情報を発信しています。

一方で、記事数は少ないものの、1つ1つが充実した内容のコンテンツの場合、読者の目に留まれば、やはり読み入ってくれる可能性は高くなりますし、次回の更新に期待を寄せてくれることでしょう。

質の高い記事と言われる傾向は「専門性が高い情報が豊富に詰まっている」「記事内容のジャンルに関連する、ブロガー独自の伝え方が強調されている」「読者の欲求を満たす満足度の高い内容になっている」など、有益であることは勿論のこと、知りたいことがスムーズに伝わり、尚且つ印象に残るような情報を発信しています。

したがって、時間が掛かったとしても、1記事のクオリティーに拘りながら量産していく事が、理想的なコンテンツ作成のスタイルであり、読者と検索エンジンの両方から評価を得る可能性が高まるわけです。

なぜ量に走るブロガーがいるのか?

なぜ量に走るブロガーがいるのか?

今はネット検索することで、ブログ運営に関する情報やSEO対策に関する情報が、かなり細かいことまで解りますので、WEB制作におけるコンテンツの質と量の重要さは、十分に認識している方が多いと思います。

ブロガーデビューした頃は、他の人気ブログを参考に「負けない記事を書こう」「読者に気に入ってもらえる記事を書こう」と、真剣に考えていたはずです。

読者の事はそっちのけで、自分の利益や楽に稼ぐ事ばかりを優先して、意図的に低品質の記事量産をするブロガーは論外ですが、多くの人は読者へ良いものを伝える為に、真剣にブログを楽しむ為に、ブロガーとしてスタートしています。

スタート段階では、意欲があったにも関わらず、途中から次第に質の低い記事へと変化していくブロガーは多く、このような傾向のブロガーは結果的にブログ更新を諦めてしまいます。

この傾向に見られる大きな原因は2つあります。

それは「気負い過ぎ」「妥協」です。

意欲満々で始める事は悪い事ではないのですが、殆どの人はブログを開設するまで、沢山の文章を作る作業をしていなかったはずです。

沢山の良い記事を作成しなければ、読者から評価されない事は理解できますし、どうせ運営するなら人気ブログにしたいのも多くのブロガーが思うことです。

しかし、毎日の記事作成を自分自身に課すものの、クオリティーを考えながら数千字にも及ぶ文章を毎日作成する事は、並大抵のことではありません。

その為、次第にブログ記事作成が苦痛に感じてしまうのです。

苦痛との戦いを和らげるのは妥協です。

「全部の記事が高品質ではなくてもいいのでは?」「たまに手を抜いた記事を更新したとしても大丈夫」と、自分に妥協するのですが、ブログを始めた当初に「読者に評価されるブログ」を本気で考えた人ほど、この妥協に後ろめたさを感じたりして、ブログ運営が全く楽しいものではなくなってしまうのです。

それでも、妥協の程度が低いブロガーは、時折、元の高品質の記事作成をしながらモチベーションを保ちつつ継続し、それなりにブログ運営の成果を出していくケースもありますが、極端な妥協をしてしまったブロガーは、その後修正が効かずに、継続をストップさせてしまうことが殆どです。

品質を保ちつつ、ブログ運営を長期に亘り継続するコツも2つです。

それは「自分の実力以上にあまり気負いしないこと」、そして「妥協するよりは発想力や気力が回復するまで休むこと」です。

焦らず定期的な更新の積み重ねで成果に繋げる

焦らず定期的な更新の積み重ねで成果に繋げる

出来るだけ早いブログの成果を望む人は、毎日1記事以上の作成を目指します。

この時「1日に2記事作成できれば、半年で360記事!」「仮に、1日1記事だけでも1年で365記事!」と、大体の人が考えます。

しかし、この考え方で取り組んだ人の殆どが失敗していると思います。

文章作成が得意な人やブログ運営に慣れた人でも、毎日ネタを考えながらクオリティーの高い数千字の記事を作成する事は、かなり負担の掛かる作業の継続になります。

まして、これからブログを始めようとしている初心者の方の目標であるならば、ハードルが高過ぎと言うよりは無謀とも言える目標になるでしょう。

気分が乗って調子が良いときは、1日に3記事でも5記事でも、納得できる記事を作成していけば良いと思います。

但し、発想力が低下している時や気分が乗らない時は、休むことも大切です。

勢いあるブログデビュー当初でも週3回以上の更新、それなりに記事が蓄積されてきたら月に5回以上の更新、この程度の目標設定でも1年でそこそこのボリュームのブログになりますし、2年も経てば200記事は超えるブログになっているでしょう。

大切なことは、検索エンジンにも読者にも、更新作業が続く生きているブログである事を知ってもらうことです。

更新されているブログと認識されれば、やはり読者は定期的に訪問してくれるようになるのです。

1記事だけの評価でもブログ全体の評価に繋がる

1記事だけの評価でもブログ全体の評価に繋がる

手を抜かずに良質の記事作成を心掛けても、検索エンジンにも読者にも評価されない事は多々あります。

ブログは偶然の要素が強く、自信を持てる力作が全く評価されない事もあれば、他と比較すれば駄文と感じた記事がブレイクすることもあります。

つまり、読者の評価と検索エンジンの評価を考慮した記事でも未確定要素が強く、いつどのような評価基準に合致する事があるのか、なかなか想定できない現状があるのです。

1つ確定的に言えることは、中身の薄い低品質の記事では評価の対象にはならず、最悪の場合にはペナルティーの対象になる場合もあることです。

Googleが示す評価基準には不透明な部分がありますが、評価対象外、或はペナルティー対象についてはほぼ明確化しています。

したがって、内容の充実した記事を蓄積して、コンテンツの質と量を強化することはとても重要です。

仮に、多くの記事が評価されずに、想定外の記事が評価されたとしても、それはブログ全体の評価に繋がります。

1つの記事がブレイクすることで、他の記事も読まれる可能性が高くなるわけですから、そのキッカケをブログ全体の大ブレイクへ繋げられるような、全コンテンツの品質向上は極めて重要な取り組みなのです。

まとめ

今回の記事で質の高い記事作成の継続が、ブログ運営成功のポイントである事は理解して頂けたと思います。

実際、質については極端な手抜きをするようなことがなければ、あまりにも意識しすぎる必要はないと思います。

中には、文章作成に不慣れな人や苦手な人もいると思いますので、ここであまりに気負いすぎて質を意識すると、作業を進めることができなくなってしまう恐れもあります。

文章作りの技術を高める最も効果的な方法は、慣れることです。

極端な手抜きをすることなく、数多くの記事作成を経験していけば、自然と文章力は上がっていきます。

最も重要な事は、あまり無理をせず、適度なスピードでブログ運営を継続していく事です。

ブログは継続する事で、必ず成果を出すことができます。

しかし、過度な期待や力量以上のクオリティーを求めることは禁物です。

知識も経験値も継続していれば、今は低くても後退することはありません。

より質の高い記事作成方法も、読者や検索エンジンからの評価のされ方も、ブログの収益化の方法も、継続していれば必ず徐々に理解でき、実践へ活かすことができるようになります。

ゆっくりでも休みながらでも良いので、足を止めない事が一番大切なのです。