ブログがどんなに検索上位に表示されようとも、読者からの最終的な評価を得られなければ、ブログとしての価値はゼロになってしまいます。
こちらでは、読者から評価してもらえるブログを作る具体的な方法について解説していきます。
読者はブロガーの生命線
ブログを始めた目的や活用方法は、人それぞれあると思いますが、運営するブログが多くの読者から支持を集め、人気を高めることを不快に感じるブロガーはいないはずです。
特に、アフィリエイトなどでビジネス活用するブロガーは、人気ブログランキングなどで上位にランクインできれば、色々な相乗効果を生み多くの恩恵を受けることができます。
人気ブログは、多くの読者から支持されることで形成されていくわけですが、人気が高まり読者が増加することで、運営ブログのアクセス数が増えるだけでなく、記事に納得してもらえればブログ内の広告や、様々なリンクから商品を購入してもらったり、何らかのプラスとなるアクションを起こしてもらう可能性が高くなります。
また、訪問した読者が他のネットユーザーに対し、運営ブログを拡散してくれる効果も期待できます。
つまり、ブログをビジネス活用するのであれば、人気ブログになる事を意識したサイト構築や記事作成はとても重要と言えるのです。
では、多くの読者の人気を集めるブログを作るには、どのような事をを意識する必要があるのでしょう。
当然ではありますが、人気ブログを意識したサイト作りを心掛けても、その判断を下すのは読者であり、私達ブロガーは一切の権限を有しません。
しかし、人気ブログを目指す為の基本的なプロセスは理解しているつもりでも、実際には無意識の内に、読者を無視した自分よがりの記事掲載になってしまうことも少なくありません。
特に、ネットビジネス系のブログでは、利益を優先した押し売り的なイメージを与えてしまう事がありがちです。
私達ブロガーにとって、読者は生命線そのものです。
誰に伝えたいメッセージなのか、どのような事を理解してもらい感じてもらいたいのか、読んでもらった人にはどのようなメリットが生ずるのか、このような事を明確にすることで、読者から支持を得られる人気ブログは作られていくのです。
読者が好む9つの条件
ブログ運営を長期間継続させる
ブログ運営を長期間に亘り継続させることは、多くのリピーターを増加させていく為の取り組みとして前提条件になります。
当たり前と考える方もいるかもしれませんが、多くのブロガーは継続することに苦痛を感じて、止めてしまうことが多いのも事実なのです。
ブログ記事は多くの人に見られることを意識しながら作成する為、普段使わないような難しい言葉ばかりを並べてみたり、どこからか引用してきた専門用語を詰め込み過ぎてしまったりすることがあります。
しかし、無理に自分の経験や考えを押さえ込んでしまうと、記事作成に疲弊し行き詰ってしまいます。
先ずは、あまり気負いせずに、ありのままの自分を出しながら、記事作成することが継続させていくポイントになります。
読者に有益な質の高い記事を作成する
読者に有益で質の高い記事を作成する事は、当然と思うかもしれませんが、しかしながら、ノウハウや知識が蓄積されてくると、自分の考えのみを前面に押し出した、少し強引な記事になる傾向があります。
特にビジネスブログの場合は、読者の欲している記事作成を強く意識しなくては、リピーターを増やすことはできません。
更新頻度を高め更新時間を定期化する
リピーターとなる読者は、当然新たの記事の投稿を期待しています。
それが定期的なものであれば安心や信頼が生まれ、あなたのブログを読むことが日常のルーティーンへ組み込まれていきます。
副業的にブログ運営をしているのであれば、土日などに1週間分の記事作成をして、平日の決まった時間に投稿予約することも方法の一つです。
毎日のブログ更新が理想的ではありますが、不可能な場合でも、月に4~5回の定期的な記事更新を心掛けるようにしましょう。
掲載記事の内容に統一性を持たせる
ビジネスブログで読者の信頼を得るには、記事内容の専門性を高める必要があります。
読者は、あなたの個人的な意見だけを聞きたくてブログを訪問しているわけではありません。
特定分野の有益な情報を得たいと考えて、訪問することが多いのです。
ブログ全体の構成や記事の内容に専門性を持たせることは、SEO対策でも効果を発揮します。
過去の記事をリンクさせる
過去に作成した記事は、新たな記事更新をする毎に徐々に埋もれていくのがブログの構造です。
この構造はブログのデメリットでもあります。
趣味で日記などを綴っているのであれば、この構造は問題になりませんが、ビジネスブログの場合は、全ての記事で有益な情報提供をしていますので、読者から過去の記事へも興味を持ってもらうことが大切です。
新たな記事更新の際に、記事の内容に沿って過去の記事もリンクさせたり、人気の高い記事は、サイドバーなどで表示することで読者へアピールできます。
過去の記事をリンクさせることは、SEOの観点からも効果的ですので、積極的に取り組みましょう。
他のブログへリンクさせる
自分のブログと関連性のある他ブログには、積極的なリンクの構築に取り組みましょう。
ブログのコメント回りをすることも有効な手段の一つです。
広く拡散されることで、リピーターが増加する可能性が高まります。
但し、スパム的な行為は絶対にやめましょう。
読書とのコミュニケーションを深める
読者からのコメントやメールには、必ず返信することを心掛けましょう。
また、ブログ内でアンケートを実施することなども、効果的なコミュニケーションの手段です。
読者とのコミュニケーションを深め、読者の意見を広く聞き入れることは、今後のブログ運営に大きく役立ちます。
広告への誘導を強調しない
ビジネスブログで利益が発生するまでの過程は、あなたが構築した導線を辿っていく中で、読者が納得できる内容である事が求められます。
それぞれの記事に説得力が必要ですし、説得に対し納得が増していくような、記事の繋がりも大切になります。
読者が気持ち良く自然な流れで、納得できるような導線を構築することがポイントなのです。
いきなり自分の利益を優先して、強引に広告などへ誘導するやり方は厳禁です。
誹謗中傷を記事にしない
ブログ運営と言うより、人間のモラルとして誹謗中傷は許されることではありません。
しかし、昨今ブログ炎上の状態からアクセス数を稼ごうとして、故意に悪口や批判を記事にする輩も少なくありません。
長期的に安定してブログ運営を成功させたいのであれば、常に正攻法の取り組みをすることが最も大切です。
大多数の人に共通する面白さのツボを探る
運営ブログが多くの読者から支持される為には、ネットユーザーの目に留まるように検索上位表示される為のSEO対策と、ブログを目にした読者が、魅力に感じてくれる多くの記事作成が必要になります。
SEO対策の場合には、WEB知識の習得と取り組みの実践を行うことで、検索エンジンからの評価を受けることが可能になります。
一方、魅力的な記事である事を評価してくれるのは、一人一人の読者であり評価の基準は一定ではありません。
したがって、ネットを介して繋がる個別の人間を満足させなくてはいけない為、魅力的な記事作成は、一筋縄ではいかない取り組みと言えると思います。
そもそも、読者が魅力的に感じる記事とはどのような作りになっているのでしょうか?
魅力的な記事とは、読者が色々な意味で「面白い」と感じてくれる記事だとは分かっているものの、面白いと感じるニュアンスは人それぞれですし、面白さを一括りにしてしまうと、あまりにも抽象的すぎて余計に記事作成に行き詰ってしまうことも少なくありません。
個性的な面白さを追求して作成した力作の記事も、いざ周りのブログを見てみると、類似するような内容の記事がいくつもあったりして、実際には特段目を引くものではなかったりすることもよくある事です。
つまり、私達ブロガーがいくら頭を悩ませて面白さを追求しても、読者が感じる「面白さのツボ」を一括りに特定してしまうこと自体不可能な事なのです。
しかしながら、読者の感受性は千差万別ではありますが、あるカテゴリーに分類される大多数の人達が「面白い」と感じてくれる共通点のようなものがないわけでもありません。
また、面白いと感じてくれるか否かは別にしても、カテゴライズされた人達向けに記事作成することで、同類の考え方や疑問や悩みなどを持った読者達を、引き寄せる効果は十分にあると考えられます。
読者が、面白いと感じるツボを刺激する為には、根本的な発想を転換させたり、人間の心理に柔軟に対応する必要があります。
単純に「良い記事を作ろう」「面白いものを作ろう」と気負いしすぎて記事を作るのではなく、意外性や他のブログとの差別化を意識して、発想を膨らませることが、読者のツボを刺激する重要なポイントとなるのです。
面白さのツボを刺激する13の思考法
自分にしか伝えられないことを考える
自分以外の誰かへ、何か意味あるものを伝えようとしても、実際には無意識のまま、テレビや本や歌などから影響を受けたものであったり、そのもの自体を直接引用したりしていることが多くあります。
読者を引きつけるには、影響を与えられるものを生み出す側にならなくてはいけません。
仮に、他から影響を受けたものであっても、自分自身のアイディアをプラスして、オリジナリティーの強いものへと変化させる必要があるのです。
そして、読者が分かりやすく、受入れやすい記事へ変えていくことを意識しなくてはいけません。
間違いを選択する
例えば、日々真面目に仕事一筋で働いているサラリーマンへ「ネットビジネスで楽に不労所得を稼ぎたい」と打ち明けても、「その考えは間違っている」「そんなうまい話は世の中に存在しない」と一蹴されるかもしれません。
世の中には、正しいとされることが多く溢れています。
善悪の区別がはっきりつくものはともかく、可能性が低いものまでもが「間違い」に分類されてしまうこともしばしばです。
しかし、人間は可能性が低いものへの成功や、成功した時の特権も、心のどこかで期待しているものなのです。
正しいことを選択する
正しいことで注目を浴びることは、ある意味王道のようなものです。
しかし、正しいことで注目を浴びるには、あなたは他の誰よりも正しくなければいけませんし、皆の先頭に立つ必要があります。
つまり、完璧の域に達した状態が前提であることを、理解する必要があるのです。
実際に何かをする
ブログで注目を浴びる為に、注目度のみを考えて文章の作成に没頭してはいけません。
記事にする大切な何かを実際に行動することで、より具体的に面白い記事を作ることができます。
行動の後の記事に対して、読者は今まで以上に、記事内容から想像力を働かせることができるようになるでしょう。
読者を笑わせる
多くのブロガーは、ブログ記事の作成に対し真面目に取り組んでいます。
しかし、あまりに真面目すぎてユーモアを忘れてしまっては、読者が堅苦しく思い、時に窮屈に感じてしまうことさえあります。
時々ユーモアを入れることで、読者を再び引き付けることが可能になります。
読者を驚かす
あなた自身や周りの多くの人が通常と思っていることの真逆を記事にすれば、当然読者の意表を突くことができます。
意表を突かれた読者は、先ず立ち止まって記事へ引き込まれていくことでしょう。
読者の悩みを解決する
疑問・不安・不満・怒りに対して、解決策を提供する記事を作れば、それを求めて読者は来訪してきます。
記事の作り方は明確な答えであったり、読者に同調し仲間意識を助長するものであったりと色々な方法があります。
読者がどんな悩みを抱え、解決する為に何を欲しているのか考えれば、作るべき記事が見えてきます。
読者が何者であるかを定義する
ブログによって興味を示す読者層は異なります。
例えば、ゴルフの上達法を提供するブログなら「ゴルフが上手くなりたい」と考えている読者が多く興味を示すはずです。
彼らが全くの未経験者なのか、スコアの低い初心者レベルのゴルファー、或は中級者レベルのゴルファーなのかを定義してあげることも重要です。
疑問や不安や悩みを抱えながら半信半疑で来訪した読者が、定義付けられることで安心感を持つこともあります。
未来を予測する
人気ブログを作るには、専門性の高い記事を作り続けることが重要です。
記事を作成している内に、ブロガーには多かれ少なかれ専門的な知識が蓄積されていきます。
その専門知識を利用して、業界の未来予測や来訪した読者に対する予測を大胆にするのです。
影響力が高いブロガーであればあるほど注目度は上がります。
また逆のパターンで、予測すること自体に注目が集中して影響力が増すこともあります。
勇気を持つ
自身のブログで大胆な記事を作成したり、他のブログへ大胆なコメントをしたり、或いはYouTubeへ大胆なコメントをしたりすることは、人気のサイトであればあるほど、あなたの注目度は上がります。
正しいと思える発言であれば、勇気を持って多くのユーザーへ発信すべきです。
日本中、或いは世界中から注目されるのですから。
良いストーリーを考える
ブログ運営で成功したいのならば、あなたが最終的に読者をどこへ導こうとしているのかを明確にするべきです。
導く場所が明確になったら、次はごく自然な導線を構築しなくてはいけません。
読者が自然と最終到達点へ足を運んでくれる為には、記事に優れたストーリー性が不可欠になってきます。
間違いであることを証明する
人間は多くの固定観念の中で生きています。
自分で確かめもしていないことを、真実であると思い込んでいることが多いのです。
例えば、「ブログでネットビジネスなど簡単にできる事ではない」と思っている人へ、あなたが実践したデータを基に「実は簡単である」と証明できたならどうでしょう?
あなたとあなたのブログは信頼を得ることができますし、ネットビジネスの成功への道も拓かれるでしょう。
読者が第一であることを常に忘れない
例え、人気ブログを作り上げたとしても、読者よりブロガーが優位に立つ瞬間など絶対にありません。
ブログは、読者あってこそ効果的に働くツールだからです。
どんな状況になっても、自分の考えを傲慢に押し付けるような記事を作成したり、利益だけを優先させるようなサイト作りをしてはいけないのです。
常に読者が第一に優先され、読者の為にブログを作らなくては意味がありません。
まとめ
かなり細かく解説してきましたが、一気にすべてをマスターしなくても、過去に書いたブログと照らし合わせたり、記事作成前に意識を改めたりしている内に徐々に身に付いてきます。
常に読者目線である事を念頭に、自分なりの最良の伝え方を文章にできるように頑張りましょう。