ブログのアクセスを伸ばすには、記事の更新を繰り返して情報量を豊富にしていく作業が求められます。
その為、「100記事の作成」が検索エンジンや読者から評価される1つの目安と言われることが多くあります。
しかし、「100記事を書き上げたのに一向にブログのアクセスが伸びない」このようなブロガーも少なくないと思います。
なぜ、書いても書いてもブログのアクセスが伸びないのか?
それは、読者が探せない記事ばかりを積み上げて、過去の記事が埋もれてしまっているからです。
こちらでは、記事を更新しているのにブログのアクセスが増えない原因と改善策について詳しく解説していきます。
アクセスが増えるブログと増えないブログの違い
多くの読者から評価されるブログを作るには、需要の高いテーマで運営することが前提となります。
その上で、テーマに沿った専門性の高いコンテンツを充実させていく事で、検索エンジンから評価されて上位表示を可能にし、露出度を高めることで読者からの評価も得られるようになります。
つまり、書き上げる記事はテーマと密接な関係にあり、尚且つ読者にとって有益であることが求められるのです。
このようにテーマを決めて特定のジャンルに拘って記事を作成したブログは、興味を抱く読者層にとって情報の宝庫となり、各記事の回遊率が高くなる傾向にあります。
一方、更新の回数は多いのに各記事に一貫性のないブログの場合は、読者にとって断片的な情報しか得られない為、より情報量の豊富な専門ブログへと向かう傾向にあり、安定的なアクセスは望めない状況が高くなります。
ブログは誰に向けた情報であるかを明確にしなければ、効率的にアクセスを集める事ができません。
したがって、アクセスが増えないブログは、読者層がターゲティングされていないブログ、或いは、ターゲットにした読者向けの記事が書かれていないブログであると言えます。
キーワード選定とライバルチェックがアクセス増加のカギ
誰に向けたブログであるのかを明確にして、ターゲットとした読者層を効率的に集客していくには、特定のジャンルに興味がある読者層が興味を持ちそうなキーワードを拾い集める事が重要になります。
このアクセス増加に最も重要である作業を無視した場合には、ブログテーマとは無関係なキーワードで構成されてしまう事が多く、結果的にいくら記事を書いてもアクセスが増えない状況を作ってしまいます。
キーワードの選定作業では、ライバルとなるブログとの競合度合いも重要です。
あまりにも競合が多く、大手企業のサイトやトップレベルのブロガーがひしめくようなビックキーワードを選定した場合には、検索上位表示達成はとても難しいものになってしまいます。
その為、ブログテーマに関係性の深いキーワードを幾つも洗い出し、極端に競合度が強すぎるキーワードやあまりにも競合が少なすぎるキーワードは避けながら記事を作成していく事が望ましいと言えます。
各記事では、狙うキーワードを1つに定めて作成していくと効果が発揮しやすくなります。
一通りキーワード選定を終えて記事作成を始める前に、再度改めてライバルサイトのチェックを行い、どのようにキーワードを散りばめながら文章を作っているのか確認するようにしましょう。
ブログの構造を理解して読者の利便性を高める
ブログは、作成された順に時系列で記事が投稿されて、全てのページが繋がりを持つ構造になっています。
その為、新しく更新した記事は見つけやすい一方で、過去の記事は埋もれてしまい読まれにくい構造とも言えるのです。
この構造を理解した上で、興味を引きたい情報は読者が探しやすいように工夫することがとても大切になります。
メインコンテンツとなる「トップページ」と「カテゴリーページ」は、ブログテーマと直結するキーワードと情報で構成して、サブコンテンツとなる「個別記事」では、テーマに関連する細かなキーワードと情報で読者が抱えるピンポイントの問題解決ができる記事作成が理想的なスタイルと言えます。
また、ブログ内のナビゲーションもわかりやすく整備して、読者が回遊しやすい環境を作りをしましょう。
メニューバーやサイドバーでおすすめの記事をアピールしたり、おすすめカテゴリーのまとめページを作成して誘導したりする工夫は効果的です。
アクセスを増やしただけではブログは稼げない
ブログ運営でアクセス数の増加が重要であることは間違いのない事実です。
その為、SEO対策ばかりに傾注して、読者の最終的評価を無視しているブロガーも少なくない現状があります。
しかし、検索順位を決定しているGoogleの考えは「ユーザーファースト」です。
つまり、ブログでは読者の評価が最優先であり、その評価対象により近づける為の検索アルゴリズムを日夜研究しているのです。
既に、以前の検索エンジンと比較すれば、評価の精度は極めて精密に改善されてきていますが、まだまだ、人間の評価には及ばない限界があるのも事実です。
したがって、読者が評価しないブログであっても、検索上位表示されてしまう例もあるわけですが、そのような状況で読者に露出できたとしてもアフィリエイトなどのネットビジネスでは成果を望むことはできないでしょう。
読者は何らかの問題を解決する為に、ブログの情報を頼って訪問します。
いくら検索上位表示されたブログでも、読者の探している情報に見合っていなければ、私達ブロガーが望む次なるアクションへは繋がらないのです。
アクセスを増やせて稼げるブログの傾向をおさらい
アフィリエイトでブログの収益化をしていくのであれば、SEO対策の施された読者目線のブログ構築が求められます。
今一度、アクセスを増やせるだけでなく、しっかりと収益化の成果が出せるブログの傾向についておさらいしてみましょう。
- ターゲットを意識したブログテーマで構成している
- ターゲットの読者層に需要がある記事ネタである
- 過度にマニアックな記事ネタは避ける
- 十分な記事数を保有している
- 個別記事の情報量と質が充実している
- 選定キーワードとライバルチェックをしている
- 検索以外のブログ流入も意識している(SNSなど)
- 継続的な更新頻度が保たれている
- 自分本位の記事ではなく読者目線を意識している
読みたくなるブログ、読んで役に立つブログは、以上のような項目をクリアしている傾向にあります。
また、ブログ運営の様相はIT業界の進歩と共に、構築方法やマーケティング手法も変化しています。
過去のノウハウばかりに固執するのではなく、常にアンテナを張り巡らして、常にブログの改善に注力できる新たなノウハウ習得にも向上心を持って取り組むようにしましょう。
まとめ
ブログ運営を完璧な状態にしたつもりでも、アクセスを集めてトップの座を射止める事は容易ではありません。
ライバルも更に上の取り組みでアクセス増加の努力をしているからです。
ここまでで、ブログのアクセスが増えない理由について色々解説してきましたが、もし、該当することがあるのであれば、早速実践で改善して下さい。
ブログ運営にゴールはありませんが、手を加えて効果が現れれば得られるメリットも無限大の可能性を秘めています。
「やれることはやる」これがブログ運営を成功させる鉄則であり、この状態を常に保持した上で、ライバル以上の工夫や努力が評価を増す材料になりブログを最適化してくれます。