読者から高く評価されるブログに対して、Googleは役立つコンテンツであると判断して検索順位を上げる傾向にあります。
では、読者からの評価を見極めるGoogleの判断基準とはどのようなものなのでしょう?
これは推測ではありますが、ブログを訪問した際の「滞在時間」「直帰率」「離脱率」などで良好な数値を示した場合には、それぞれの記事で読者から評価されていると判断して検索順位を上げる材料になると考えられます。
つまり、ブログ内各記事の回遊を確認することで、読者の満足度を測定して役立つコンテンツか否かの判断をしている傾向にあるのです。
こちらでは、ブログ読者に評価される記事でGoogleが好むコンテンツを作る3つの条件について解説していきます。
読者の検索意図に合ったコンテンツを作る
検索上位表示を可能にする為に、キーワード選定はとても重要になります。
対策キーワードを選定して、ブログテーマや記事の見出し、記事を構成する文章の中にも適切にキーワードを挿入することで、検索エンジンからの評価が高くなると言われています。
但し、Googleが判断できるのは、含まれる関連キーワードの配置状況やコンテンツの情報量・専門性・オリジナル性など、検索ロボットのできる範囲内のことです。
当然ながら、個別読者がコンテンツに対してどのような感情を持つかまではわかるはずもなく、例え、検索上位表示されるようになったとしても、読者の検索意図に合わないことも状況としては考えられるわけです。
このミスマッチをなくす為には、対策キーワードに集結するであろう読者層をしっかりと分析して、求める情報の精査を行い適切に提供していくことが重要です。
Google側の評価のみでブログコンテンツを作ってしまうと、このようなミスマッチが起こる可能性もありますので、あくまでも読者の為のブログであり、読者目線のコンテンツ作成が優先されることを念頭に置きましょう。
誰もが読みやすいと感じるコンテンツを作る
ブログのトップページや個別記事を開いたときに、文章ばかりが煩雑に並んでいる状態では、読者は内容以前に見た目で読み難さを感じてしまいます。
したがって、記事内容へ引き込む為の強調すべき装飾や文字の使い方には十分な注意が必要となります。
- 文章の合間に画像を挟む
- 文字の大きさや色を装飾する
- 文章に余白を作る
- 回りくどい文章は削る
- 専門用語や漢字を多用しない
また、文字の読みやすさは可読性・視認性・判読性の3つが大きく影響すると言われています。
- 可読性とは
- 可読性とは、文字として認識できる度合いを示すもので、文字列を見た時に「理解しやすい」「早く読める」「疲労を感じない」ことが必要になります。
- 例えば、漢字だらけの文章やひらがなだらけの文章は読みづらくなってしまいますので、適度なバランスが必要となります。
- 視認性とは
- 視認性とは、見た瞬間に文字と認識できるか否かの度合いを示すもので、背景色や文字色、文字の大きさや太さなどが大きく影響します。
- 例えば、白の背景へ黒の字体は文字としての認識はしやすいですが、白の背景へ明るい黄色などで文字を書いても読み難く、瞬時に文字であることが認識できない場合があります。
- 判読性とは
- 判読性とは、誤読をせずに正確な文章の意味が伝わる度合いを示すもので、専門用語や横文字の使い方が大きく影響してきます。
- また、ゴシック体や明朝体などの文字フォントの使い方も判読性に影響するとされ、UDフォント(ユニバーサルデザインフォント)は判読性を上げる為に作られたフォントと言われています。
以上のような点を常に念頭にコンテンツの作成を心掛けましょう。
ユーザビリティーの高いコンテンツを作る
ユーザビリティーの高いコンテンツとは、読者が使いやすいと評価してくれるブログです。
どこを開けば記事を読めるのかがわかり辛かったり、開いているページがどのようなカテゴリなのかが不明であったりした場合には、結局は読みたい記事を見つけることができずに、読者がブログから早期離脱することになりかねません。
したがって、読者にわかりやすいナビゲーションを適切に作成・設置することが大切になります。
- グローバルメニューの設定
- パンくずリストの設置
- サイトマップの作成
- カテゴリ毎のまとめ記事作成
- 新着記事と人気記事一覧を作成
- 記事内に内部リンクの設置
- サイドバーで記事を整理
- フッターで記事を整理
このようなナビゲーションの工夫は効果的であり、人気ブログの多くが取り入れています。
但し、あくまでもシンプルでわかりやすいものが読者にとって効果を発揮します。
それぞれのナビゲーションを煩雑にしてしまうと余計に読者の混乱を招きますので、十分な注意が必要になります。
まとめ
Googleの理念を読み解けば、ユーザーファーストであることが理解できます。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
引用元: Google が掲げる 10 の事実
ネットユーザーに使いやすい検索エンジンを追及する為に、ユーザーファーストの姿勢が明確に示されています。
現在のIT業界は良くも悪くも絶大な力を持つGoogleが掌握している状態であり、Google示す姿勢を理解し従うことこそWEB業界で生き残る重要な手段となります。
但し、Googleの理念がユーザーファーストであると言うことは、私達もブログの情報を提供していくユーザー、つまり読者を第一に考える必要があり、その読者ファーストの姿勢がGoogleから認められるように取り組んでいいくことがとても大切なのです。