Googleの好みとは?|ホワイトSEOとブラックSEOの基礎知識

今あるSEO対策は、IT業界の重鎮であるGoogle(グーグル)の評価対象に合わせるか、評価の隙を狙い飛躍的な成果を求めるかの2通りです。

こちらでは、Googleが好むサイトの検証とホワイトSEO・ブラックSEOについて解説していきます。

IT業界はGoogle(グーグル)が掌握している

IT業界はGoogle(グーグル)が掌握している

先ず、検索順位を決める為に世界中のWEBサイトを評価しているのは、検索エンジンです。

検索エンジンはアルゴリズムを使って、頻繁に検索結果の並べ替えを行うわけですが、このアルゴリズムを構築しているのが世界的大企業のGoogle(グーグル)になります。

勿論、検索エンジンはGoogleだけではなく、その他にも幾つかの運用している企業があります。

しかし、以下の検索エンジンのシェア率を見れば、インターネットの世界はGoogleが掌握していると言っても過言ではない現状を理解できるはずです。

日本国内の検索エンジンシェア率
順位検索エンジンシェア率
1位Google66.23%
2位Yahoo28.67%
3位Bing4.44%
4位Baidu0.43%
5位MSN0.02%
6位その他0.21%
世界の検索エンジンシェア率
順位検索エンジンシェア率
1位Google91.88%
2位Bing2.88%
3位Yahoo2.18%
4位Baidu1.45%
5位YANDEX0.38%
6位その他1.23%

※参照データ:statcounter(2017年7月現在)

 

日本国内では、2番手のYahooも28.67%のシェア率がありますが、2011年よりYahooはGoogleのアルゴリズムを採用していますので、YahooとGoogleの検索結果はほぼ同じになります。

したがって、Googleの日本国内の検索エンジンシェアは実質94.56%になり、世界シェア以上の数値になるのです。

つまり、SEO対策で一番大切な事を簡単に言ってしまえば、IT業界を掌握しているGoogleに従い、Googleに好かれるサイト構築をすることこそが大切になるのです。

逆に、SEO対策で絶対にやってはいけない事は、Googleから嫌われるサイト構築と言えるでしょう。

Googleから嫌われて、最も重いペナルティーを科せられれば、インターネットの世界から運営サイトが削除されてしまうわけですから、IT業界の重鎮であるGoogleに従うことは、私達サイト運営者の生き残る大前提になるのです。

Google(グーグル)が好むサイトと嫌うサイト

Google(グーグル)が好むサイトと嫌うサイト

Googleから好かれるWEBサイト

Googleが好むWEBサイトは、ネットユーザーに有益となるサイトです。

ネットユーザーの要求に対して、専門性が高く詳細な情報を提供できるWEBサイトは、検索エンジンから評価されます。

ネットユーザーが検索したキーワードに関連性が強く、更には、充実したオリジナルのコンテンツを豊富に持つWEBサイトは、検索結果の上位に表示される可能性が高くなるのです。

Googleから好かれるサイトを作るには、ネットユーザーの立場になって、より役立つコンテンツ作成を目指す事が最も重要です。

Googleから嫌われるWEBサイト

Googleから好かれる為には、コンテンツの充実が最も大切なわけですが、あまりコンテンツが充実していないからと言って、検索順位が低くなることはあったとしても、評価が低いだけで特にGoogleから嫌われているわけではありません。

Googleが嫌うWEBサイトは、検索エンジンだけを意識した過剰なSEO対策のサイトや、運営者の利益だけを優先したサイトです。

アルゴリズムの隙を突くことで検索エンジンンの評価を上げようとしたり、利益を優先して、アフィリエイト広告などがあるページへ強制的に誘導したりするWEBサイトは、Googleからペナルティーの対象となる事があります。

どちらの取り組みも、ネットユーザーにとって有益ではありませんので、Googleが目指す基本方針とは大きく異なります。

今後は、より検索エンジンの性能が向上すると考えられますので、今はGoogleの方針に反して成果を挙げているサイト運営者も、更に厳しい状況に立たされることは間違いないと思います。

ホワイトSEOとブラックSEOの違い

ホワイトSEOとブラックSEOの違い

ホワイトSEO(ホワイトハットSEO)ブラックSEO(ブラックハットSEO)の違いは、簡単に言ってしまうとGoogleが定める検索エンジンのガイドラインに沿ったSEO対策か否かと言うことになります。

「ウェブマスター向けガイドライン」に沿った手法をホワイトSEOと言い、違反する手法をブラックSEOと言います。

ホワイトSEOを施したWEBサイトは、基本的にロングテールキーワードでコンテンツを構築していきますので、地道な取り組みが求められ、Googleからは質の高いサイトとして評価されます。

一方、ブラックSEOは、サテライトサイトの作成などで自作自演の不自然な被リンクを集めたり、記事を外注してキーワード単位の評価を稼ごうとする、短期間に検索上位表示を狙う手法で、Googleが定めるガイドラインではペナルティーの対象となります。

いずれもIT業界を掌握するGoogleの考えが基準となる取り組み方で、その評価もGoogleが与えるものであって、基本的には取り組み自体が世間一般に言われる合法・違法とは異なります。

したがって、どちらの取り組みを選択したとしても、個人の自由になるわけですが、重鎮であるGoogleに逆らうことは、大きなリスクを伴う可能性がある為、十分に理解した上で選択することがとても重要になります。

ホワイトSEOとブラックSEOの特徴

ホワイトSEOとブラックSEOの特徴

ホワイトSEOの特徴

効果が現れるまでに時間が掛かる

ホワイトSEOの取り組みは、サイト構築の為に地道な作業を必要とします。

効果的なキーワードを選定しながら、読者の為になる多くの記事を作成することが必要になるのです。

このような作業を継続することはとても大変ですし、効果がいつ現れるか不透明な中では、それなりの精神的な強さが求められます。

しかし、爆発的な効果の可能性は低いものの、検索エンジンの評価が高まるにつれて徐々に集客できるサイトが構築され、ロングテールのSEO効果が期待できます。

お金を掛けずにできる

優先してやるべきことは、内容の充実した記事更新になりますので、記事作成を外注したり人を雇わない限りは、基本的にお金を掛けずに取り組むことが可能です。

その分、自分自身の時間管理や精神的なコントロールは必要になりますが、出費をせずに将来的に大きな収益を実現することは十分に可能です。

ブラックSEOの特徴

知識や技術が必要

ブラックSEOの大きな特徴は、ホワイトSEOに比べ難易度が高いことです。

自作自演リンクの構築や中古ドメインの利用など、初心者レベルでは、どのように取り組めば効果が期待できるのかわからない事ばかりだと思います。

また、ペナルティーを潜り抜ける知識も必要となりますし、リスクを冒しての取り組みで、どれだけの効果が期待できるのかを把握している必要もあります。

Googleの考えに逆行する取り組みですから、効果を出すにはその考えも取り組み方も、少なからず把握する必要があるのです。

お金が掛かる

中古ドメインの取得や、いくつものサテライトサイトを管理していくには費用が必要となります。

短期間で効果が期待できる材料を取り揃えて取り組む必要がある為、やはりお金を掛ける必要性は排除できないのです。

勿論、お金を掛けても、すぐにGoogleからペナルティーを受ける可能性もありますので、そのリスクは覚悟の上で取り組む必要があります。

結局おすすめはどっち?

ホワイトSEOとブラックSEO結局おすすめはどっち?

前文でも述べた通り、どちらも選択は個人の自由ですし、どちらもそれなりのメリット・デメリットがありますので、一概におすすめを決めることはできません。

1つ言えることは、ブラックSEOは勿論、例えホワイトSEOであっても、あまり過剰な取り組みは控えた方が良いと言うことです。

ブラックSEOは言うまでもなく、ガイドラインに反した取り組みですから、取り組みを過剰にするにつれ、ペナルティーを受ける可能性が、得られる効果以上に高くなっていきます。

一方、ホワイトSEOであっても、選別することなく無暗に被リンクを集めたり、似たような記事を多く作成したりすると、ブラックSEOの意識がなくても、気付かないうちにペナルティーの対象になっていることがあります。

どちらにしても、有効且つ効果的な取り組みを適度に行うことが、大切なのかもしれません。

まとめ

WEBサイトへどのようなSEO対策を施すかはそれぞれの自由ですが、どちらにしても成果を出していくにはGoogleの示す方向性の理解が求められます。

当記事でGoogleの基本姿勢やホワイトSEOとブラックSEOの持つ利点や特徴が理解できたと思いますので、これからのサイト運営役立てて頂ければ幸いです。