「一生懸命ブログ記事を更新しているのに、読者からの反応が全くない」「情報量の多い記事を書いているつもりだが、アフィリエイトの成果が全く見られない」このような悩みを抱えるブロガーは少なくないと思います。
内容の薄い記事であれば読まれない事も理解できるのですが、一方で、それなりのボリュームでしっかりと書き込んでいるにも拘らず、読者に受けない記事も沢山あります。
「読まれる記事と読まれない記事では何が違うのか?」このような疑問を抱えたブロガーの為に、その理由について解説していきたいと思います。
読むか読まないかの判断は一瞬
ブログ記事の内容は読んでみなければ良し悪しについて判断できません。
しかし、ブログを訪問した読者が、記事内容を読むか否かの判断を下すのは、記事内容以前に一瞬にして視覚に飛び込む印象で決まってしまいます。
- 興味を引く文字
- 目を引く色合い
- 読み進めやすいと感じさせるレイアウト
このような条件にマッチしているブログ記事が作れれば、読者は「記事の中身を知りたい」という衝動に駆られる事になります。
一方で、いくら渾身の力作と言えるような記事であっても、初見のイメージで興味を引くことができなければ、読者は素通りしてしまいます。
見栄えする記事を作るには、単純に目立つような工夫を取り入れるだけでは評価されませんし、例え、興味を引く施しができたとしても、読み進めた結果、記事内容が当初の興味に値しない出来栄えであれば、一瞬にして烙印を押されて、二度とブログを訪問する事はなくなるでしょう。
読者の興味を喚起するような見た目を工夫して記事へ引き込み、中身の濃い内容で更に興味を助長してくれるような作り方が理想的と言えます。
読まれない記事に共通する3つの失敗
読まれる記事と読まれない記事を比較した場合、細かく分析すれば色々と原因を探すことはできますが、一瞬の見栄えで相違点を探してみると、主だった3つの失敗が原因であると分析できます。
- 興味を引かれないタイトル
- 読者受けしないジャンル
- 見難い配列とデザイン構成
興味を引かれないタイトル
キーワード検索でヒットした記事も、ブログ内の回遊で目にする記事も、先ず目に飛び込む箇所は記事のタイトルです。
タイトルをいい加減に作ってしまうと、いくら記事の内容が良くても、読んでもらえる確率は格段に下がってしまいます。
ポイントは3つです。
- タイトル分を30字以内に収める
- 重要キーワードを入れたセンスあるキャッチコピー
- 適切なタグの使用と目次設定
タイトル分を30字以内に収める
Googleなどの検索結果で表示されるタイトルは、28文字~30文字以降は「・・・・」と省略されてしまいます。
その為、30字を大きく超えるタイトルにした場合、検索でヒットしても何の記事なのかを判断できない可能性がでてきます。
30字以内で、何についての情報を発信している記事なのかを明確に示すことが求められます。
重要キーワードを入れたセンスあるキャッチコピー
記事毎にターゲットとなる読者層に関連したキーワードを入れることで、検索でヒットしやすくなると同時に読者へ与えるインパクトも期待できます。
また、キーワードを入れながら、センスあるキャッチコピーをタイトルにすることで、より、記事内容へ引き込む力を増すことができます。
数字を入れて信憑性を持たせたり、読者の共感を得たり不安を煽ったりして、詳しく内容を知りたいと思わせるタイトルが効果的です。
適切なタグを使用する
SEO的な観点から、各見出しごとに「h1,h2,h3,h4,h5」などのタグを適切に使うことは基本中の基本と言えます。
また、個別記事を開いた時に見出しの階層を明確にさせて目次を設定する事も、読者の目を引き更にはどんな記事構成なのかを分かりやすくしてくれる効果が期待できます。
読者受けしないジャンル
ブログ運営では、発信していく情報のジャンル選択とテーマの設定がとても重要な意味を持ちます。
基本的にはブログへの十分なアクセスが見込める人気あるジャンルの選択が求められ、その中で適度な競争率のテーマを基に記事を作成していく事が理想的でしょう。
あまりにも需要の低いジャンルを選択した場合には、個別記事が検索上位に表示されたとしても、ブログの出来栄え以前に絶対数が少なすぎるので、読まれる機会は少なくなってしまいます。
また、人気の高いジャンルだとしても、知識が乏しい状態の場合には、記事作成に行き詰ってしまう可能性が高くなりますので、ブログ運営を長く続けられる得意ジャンルの選択が大切になります。
見難い配列とデザイン構成
記事のタイトルに興味を引かれても、その後に飛び込む文字の配列が見難かったり、デザイン構成がタイトルとマッチしていない場合には、記事を読む可能性が低くなってしまいます。
先ず、文字の詰め込み過ぎに注意しましょう。
作成した記事が、隙間なく文字で埋め尽くされている場合には、読もうとする気力のようなものが大きく低下してしまいます。
適度に間隔を置き、読者がリズムに乗ってスムーズに読めるようなレイアウトが理想的と言えます。
下図の場合、最も理想的なスタイルは「例文3」で、4行・2行・1行・3行のように適度に段落の行数を変えることによって、読者にリズムを与えることができスムーズに読めると言われています。
また、タイトルにマッチした画像を挿入する事で、読者のイメージを膨らませて記事へ引き込む効果が期待できます。
文字ばかりを羅列するのではなく、記事タイトルや各見出しの直下などへ適切な画像を入れる事で、読者を飽きさせずに最後まで読み進めさせる効果があります。
目を引き心に残る記事を書く
前項までに解説してきた内容は、あくまでも記事を読んでもらう為の取り組みです。
SEO的観点と読者心理の観点を考慮した上で、記事の中身へと導こうとするキッカケを作ったにすぎません。
最終的にブログを評価してもらうには、それぞれの記事で、しっかりと読者の欲する情報が提供でき、更には問題解決や満足を得られるような有益な内容が求められます。
読者の役に立つ記事を作成して読んでもらえれば、必ず好印象を残して、リピーターになってくれたり、他の読者へ拡散してくれたりと、ブログにとって良い影響が期待できます。
- 1つのテーマで記事を書く
- 誰に向けた記事なのかを明確にする
- 満足できる情報量にする
記事を作成する上で、細かなテクニックは色々とありますが、以上の事を常に念頭に妥協することなく書き上げることを心掛けましょう。
1つのテーマで記事を書く
基本として1記事1テーマでの作成が理想的です。
複数のテーマで記事を作成すると、文章作成に慣れていない人ほど内容がブレてくる可能性があります。
また、テーマを1つに決めたとしても、後から見直すと内容にブレが生じていることもよくある事です。
作成の途中段階でも、都度客観的に読み直して内容にブレがないかを確認しましょう。
誰に向けた記事なのかを明確にする
1つのテーマであっても、テーマに沿った色々な場面が想定でき、それに該当する読者層が異なる事も考えられます。
多様な視点、様々な側面から客観視することで、場面に関連性の深い読者層を明確にして、誰に向けた記事なのかを分かりやすく示すことが大切です。
性別・年齢・職業・趣味・居住地域など、絞り込みの対象を明確にして、読者の目線で情報提供する事が重要になります。
満足できる情報量にする
特定のテーマであっても、専門性の高い詳細な情報を記事にするとなれば、それなりのボリュームになるはずです。
また、読者も特定のジャンルについて、読み応えのある記事を求めてブログを訪問します。
したがって、テーマに沿った十分なリサーチを行い、有益な情報が詰まった読者が満足できる記事に仕上げる必要があります。
まとめ
ブログはネットを通じて世界中のユーザーへ情報提供できる優れたツールです。
一方で、膨大な数のブログがある中で、ユーザーに情報を届けるには、ただ記事を作成するだけでなく、色々な工夫が求められます。
記事更新に一生懸命なのに、読者の興味を引くことのできないブロガーの多くは、自分本位のスタイルに気付かない傾向にあります。
伝えたい情報を一方的に書くのではなく、一つ一つの記事を色々な角度から客観視して、読者目線で分析する事がとても大切になるのです。