財テクを始める基礎知識と初心者にもオススメできる5つの投資方法

将来のゆとりある生活を考えて、投資などの財テクへ興味をお持ちの方は少なくないはずです。

ただ、元手となる資金が絡む取り組みでもありますので、色々な不安から躊躇する方や、どの財テクが効果的なのかを判断できない方も多いでしょう。

こちらでは、財テクを始める基礎知識と初心者にもおすすめできる投資方法について詳しく解説していきます。

財テクを始める為の基本条件とは

財テクを始める為の基本条件とは

元手なくして財テクはできない

財テク財務テクノロジーの略で、本来は資金運用を多様化・効率化する為の方法を言います。

私達も本来の意味合いをほぼ理解しながら、財テクという言葉を普段使ってはいますが、ピンポイントでイメージするものと言えば、株・外国為替・不動産などの代表的な投資対象物を思い浮かべるのではないでしょうか。

いずれにせよ、お金を増やす為の技である財テクですが、今現在、ある程度のお金が手元にない事には始めることができません。

とは言え、何十万円も何百万円も貯蓄をしなければ財テクができないわけではありません。

今は、少ない資金でもできる投資も多く、ある程度の余剰資金が準備できたら、当サイトを閲覧しながら楽しんで財テクへ取り組むことができると思います。

リスクに対する心構えも必要

財テクを始める前に、もう一つの条件をクリアしておく必要があります。

それは、財テクの為の方法にはリスクを伴うものが多く、資金が減少する可能性もある事を理解し常に念頭に置くことです。

リスクゼロの方法、或はローリスクの方法では見込めるリターンも低いわけですし、その逆でハイリターンを求めれば、自ずと高いリスクを負うことになります。

どんなにおいしい誘い、上手い話が舞い込んだとしても、「ローリスク・ハイリターン」は無いものと考えるべきです。

だからこそ、財テクを開始する為のお金は余剰資金であることがベストであり、生活費を無理に切り崩したり、無計画な借金をして財テクに走ることは危険極まりない行為と言えるのです。

リスクの有無、リスクの高低をしっかりと把握した上で、確実に余剰資金と言えるお金を投資していきましょう。

色々な投資を積極的に試す事で知識と経験が身に付く

色々な投資を積極的に試す事で知識と経験が身に付く

投資には色々な種類があります。

普段よく耳にする聞き慣れた投資方法もあれば、あまり聞き慣れないものもありますし、投資方法の中身を見れば、大きな資金力が必要なものやそうではないもの、専門的な知識がなくてはできないものや初心者でも比較的簡単にチャレンジできるものまで色々です。

ただ、インターネットを利用してオンライン取引が簡単にできるようになった現代では、各運営会社が一般顧客の囲い込みに躍起になっている為、かなり多くの投資方法を簡単に経験できるようになっています。

浸透度合いの最も高い国内株式投資FX(外国為替取引)などは、既に「経験済み」「現在も運用中」このような方も多いのではないでしょうか。

幅広い個人投資家に人気がある一般的な投資方法の他にも、私達が利用できるものは数多くあります。

  • 国内株式
  • 国内債券
  • 国内不動産
  • 国内投資信託
  • 先物取引
  • 金、白金
  • 各種預金
  • 年金商品
  • FX(外国為替証拠金取引)
  • 海外株式
  • 海外債権
  • 海外不動産
  • 海外投資信託

思いつくものを挙げても、これだけの数になります。

このように数の多い投資方法も、今は少額から運用できるものがかなり増えました。

投資は事前の知識もある程度必要ですが、机上の知識習得だけでは限界があります。

やはり、実践での経験こそが飛躍的に知識を高めますし、生じるリスクを肌で感じながら有効な回避方法も学ぶことができるのです。

先ずは、人気や知名度の高い投資方法の実践をおすすめします。

投資スタイルと生活スタイルの関係とは?時間と予算で投資スタイルを決める!

投資スタイルと生活スタイルの関係とは?時間と予算で投資スタイルを決める!

色々な投資方法があるわけですが、それぞれ実際に取引する際の投資スタイルは、大まかに分類すれば3つに分かれます。

この3つのスタイルを比較すると、資金とスキルは投資期間が長いほど必要となり、短いほど初心者向けであることがわかります。

但し、それぞれの投資方法で取引時間が異なりますので、仕事をしながら、或は家事や育児をしながら投資を始める方は、自分の生活スタイルに合った投資方法を選択する必要もあります。

短期投資

最も投資頻度が多いスタイルで、期間的には数分単位から1週間以内の売買を成立させる取引を言います。

良く耳にするデイトレードなどは、1日に何回も取引することから名付けられ、短期投資の中でも取引頻度が高いスタイルになります。

短期投資は、利ざやが小さくても安く買い高く売る取引を頻繁に繰り返すことで、利益を得る方法です。

つまり、100%売買で生ずる利益が目的の取引で、頻繁に売買を繰り返すことで大きな損失を防げる特徴と、比較的少ない投資金額でも利益を積み上げることができる特徴があります。

但し、動向を逐一チェックしていなくてはできない投資スタイルですので、取引時間内は片手間ではできないスタイルとも言えます。

中期投資

中期投資の期間は1週間以上から数か月単位までの売買を言うわけですが、期間によっては配当金なども受取れる期待があります。

中期投資で利益を出し続けるには、短期から中期の変動を予測する為の知識・情報・経験を必要とします。

また、利益を出す為にはある程度大きな投資予算も必要としますので、投資経験と余剰資金があまりない初心者の方には、不向きと言える投資スタイルかもしれません。

長期投資

長期投資は、基本的に数か月から数年単位で売買を成立させる取引を言います。

投資してから長期間保有することになりますので、配当金や株主優待を受けられるなどのメリットがあります。

基本的に売買の利益よりも、配当金の利益を目的としますので、それなりの大きな資金が必要となります。

また同時に、長期間にわたる分析力も必要としますから、お金に余裕がある投資の上級者におすすめのタイプと言える投資スタイルになります。

初心者にもオススメできる5つの投資方法

FX(外国為替証拠金取引)/取引の柔軟性が高く少額の資金でも始められる

FX(外国為替証拠金取引)/取引の柔軟性が高く少額の資金でも始められる

FXとは、外国通貨を売買することにより為替差益(利益)を目指す、外国為替証拠金取引のことを指します。

名称を聴いて、何やら難しい取引のように感じるかもしれませんが、簡単に言えば、色々な国の通貨を交換する取引のことで、交換時に各国の通貨価値の変動によって生ずる為替差益で、お金を増やすことができる金融取引なのです。

最近は主婦や学生でも、在宅で出来る趣味や副業としてFXを始める方が多く、数千万円から数億円の利益を獲得してFXが本業となる人もいるほどです。

現在のFX人気の高まりには、その要因となった幾つかの理由があります。

FXの人気が高い理由とは

パソコン・スマホなどで簡単に取引ができる

口座開設も簡単で、開設後にはパソコンやスマホを利用して、簡単に取引を開始することが可能です。

自宅で気楽に取引をすることもできますし、スマホなら外出先や移動中でも取引をすることができます。

少ない資金でも始めることができる

FXは、実取引額の4%以上の証拠金を差し入れることで取引を始められます。

取引通貨単位が1,000通貨のFX口座であれば、数万円の資金であっても取引開始が可能です。

24時間取引ができる

外国為替市場は、土日を除けば基本的に24時間どこかで市場が開かれています。

主婦の方でも育児や家事が一段落してから取引に集中できますし、会社勤めのサラリーマンも帰宅してから取引をすることが十分に可能です。

FXが稼ぎやすいと言われる理由とは

FXは少ない資金でも大きな利益を稼ぐことができる可能性を持っています。

レバレッジ効果で利益が数倍に

FXは証拠金を差し入れることで、その金額の最大25倍で取引を行うことができます。

仮に、10万円の証拠金なら最大250万円の取引、100万円なら2500万円の取引が可能になるのです。

売りからでも取引が開始できる

FXでは、最初に何らかの通貨を買って(持って)いなくても、売りから入り後から買い戻して利益を出すことが可能です。

その為、取引スタートのポジションの選択肢が広がりますので、頻繁に取引を繰り返すことで利益を積み上げることもできるのです。

FXの始め方

先ず、前提としてFXはお金を投資して更にお金を増やす財テク方法ですから、資金ゼロでは始めることができません。

但し、数万円程度の少ない資金でも始めることができる上に、レバレッジを効かせて実質資金の数倍から数十倍の取引ができます。

目安としては、10万円程度の資金があれば十分に始めることが可能です。

資金が揃ったら、後はFX口座を開設すれば、すぐに取引を開始できます。

FXを始めるにあたって、金融や投資の知識が必要かと問われれば、やはり知識を備えた方が有利ではあります。

しかし、今は少額の資金で低リスクでもできる為、「習うより慣れろ」と言った方が良いかもしれません。

少額でも取引を繰り返している内に、それなりの知識は身に付いてきますし、自然と金融経済や国際情報は小まめにチェックするようになってきます。

1つ言えることは、FXは一攫千金を目指すものではなく、今ある資金を基に財テクを目的として投資であると言うことです。

儲けている人も損をしている人もいるわけですが、ギャンブル感覚で取引をする人は確実に失敗します。

おすすめのFX口座

FX口座は各運営会社によって色々な特徴があります。

取引のスタイルに応じて、複数のFX口座を使い分けることも、上手な取引をするコツとなります。

FX初心者から上級者、幅広く選ばれているDMMFX

株式投資/取引開始に必要な資金

株式投資/取引開始に必要な資金

昔のような、証券会社の窓口へ直接出向いたり電話で取引の注文をした時代とは異なり、今はパソコンやスマホを活用しながら、インターネットで誰でも簡単に株式投資を始める事ができます。

また、株式市場でも多くの投資家が取引できるように、比較的少額の資金でも取引可能な取り組みも活発に行われた為、多くのサラリーマン・主婦・学生なども株式投資に参加できるようになりました。

しかし、低資金と言っても具体的にどの程度の金額なのか?

また、低資金で本当に稼ぐことができるのか?

株取引の初心者にとっては、もっと細かく知りたいと思う方も多いでしょう。

株価には特に相場と言うものが定められておらず、購入できる株式の単位も企業によってまちまちです。

したがって、ただ取引だけを目的とするのであれば、安い株価で推移している低位株や1株単位で取引できる株などは、数千円程度で購入できてしまうものもあるわけですが、当然ながら利益を出すことが目的となりますので、このような場合は大量に購入しなければ、株価が上昇しても微々たる利益にしかならなくなってしまうわけです。

安く購入できる株式であっても、最低10万円以上の資金は必要になってくると思います。

ただ、10万円の資金で始めた株式投資で、短期間(1~2か月程度)に10倍・20倍にすることは、不可能とは言わないまでも、極めて困難である事は間違いありません。

例え、2倍の株価になって10万円が20万円になったとしても、それは急騰と判断するべき値動きであって、かなり上手に取引できたか運が良かったかのどちらかです。

また、株式投資はリスクも伴うわけで、当然ながら株価が下落し損失を被ることも考えられます。

このような上昇と下降を繰り返しながら推移する株価を利益に繋げるのであれば、資金の20%~30%を増やすことできれば上出来と言えるでしょう。

「先ずは、少額・低リスクで株式投資を学びたい」このような方は、学ぶ為の実践を優先する意味でも、10万円程度の余剰資金が準備できれば大丈夫です。

「本格的に株式投資で財テクをしたい」このような方は、やはり最低でも100万円程度の余剰資金で取引した方が、株式投資の醍醐味を味わえると思います。

株式投資のスタイル

株式投資の運用スタイルは、長期投資・中期投資・短期投資の3つに分けれます。

多くの投資家が実践しているスタイルは、長期投資と中期投資で、初心者の方も最初はこの2つを基本に取引すことをおすすめします。

長期投資・中期投資

長期投資は数年から長ければ数十年、中期投資は数か月の株式運用を意味します。

中長期にわたり株価変動の大きな上昇の波を捉え、大きな利益獲得に繋げる運用スタイルです。

キャピタルゲイン(株式の売買で生じる利益)・インカムゲイン(株式を保有していることで生じる利益)で資産を増やすことが可能で、株主優待も期待できます。

短期投資

短期投資は、買った銘柄をその日のうちに手仕舞いしてしまうデイトレードや、数日程度の保有で売却するスイングトレードなどを意味する運用スタイルです。

短期間に取引を繰り返しますので、薄利多売の手法とも言えますが、大きな投資金額で取引ができれば、日々大きな利益に繋がる可能もあります。

初心者にとってはギャンブル性の強い取引になりかねないので、あまりおすすめはできない手法です。

おすすめの証券口座

証券口座は各運営会社によって色々な特徴があります。

運用スタイルに応じて、適した特徴の証券口座を選ぶ事が大切です。

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不動産投資/自己資金なしでも不動産投資ができる

不動産投資/自己資金なしでも不動産投資ができる

不動産投資はアパートやマンションなどの不動産を購入して、その不動産を賃貸、或は売却することで収益を得る投資方法です。

ただ、未経験者にとっては「不動産=高額」との発想が先ず第一に頭を過りますから、やはり「不動産投資=金持ちができる投資方法」このようなイメージが強く植え付けられています。

実際、多額の資金を必要とするケースが多いので、このようなイメージが間違いと言うわけではないのですが、今は自己資金ゼロで不動産投資を始める人も増えていて、多くの人が投資に参加できるように柔軟性が高まっているのも事実のようです。

不動産投資は株式やFX(外国為替証拠金取引)などの金融商品とは異なり、比較的低リスクで長期間にわたり安定した収入を得られる事が特徴です。

また、節税効果も期待できることから、近年ではサラリーマンが働きながら不動産投資をはじめるケースも増えてきています。

初心者に必要な自己資金額

近年では、銀行が全額融資してくれるフルローンもありますので、条件をクリアできれば自己資金ゼロでも不動産投資が始められますし、実際にそのような方法を選択する人も増えているようです。

但し、用意できるのであれば、やはり自己資金が多いことに越したことはありません。

色々な意見がありますので一概には言えないのですが、大方の見方として、できるのであれば最低でも100万円以上の自己資金は準備した方が良さそうです。

今は未経験者でも、不動産投資の様々な情報を入手できるサービスもあり、実際に利益を出している人も数多くいます。

将来の資産形成を真剣にお考えであれば、不動産投資を検討してみてはいかがでしょうか。

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投資信託/投資信託をおすすめしたい人とは?

投資信託/投資信託をおすすめしたい人とは?

投資信託は投資家から集めたお金を一つの大きな資金として、運用の専門家(ファンドマネージャー)が株式や債権などへ投資し運用してくれる金融商品です。

投資家には運用成果が分配され、定期的に分配金を受け取ることができるものもあります。

多くの投資家からお金を集め大きな資金を活用しますので、様々な投資先へ分散投資できるわけですが、その全てを専門家がやってくれるので、投資家は基本的にお金を預けるだけで面倒な手間は必要ありません。

但し、資金運用を専門家へ依頼するわけですから、その分手数料を支払わなくてはいけない仕組みになっています。

投資信託のメリット

少ない資金から始められる

通常の株式投資や債券投資では、ある程度のまとまった資金が必要となりますが、投資信託では1万円程度の金額から手軽に始めることができます。

少ない資金でも分散投資ができる

株式や債券などへ自分で分散投資するとなると、大きな資金が必要となりますが、投資信託は多くの投資家から集めた資金を運用する為、様々な資産へ分散投資が可能となり、リスクの分散及びリスクの軽減ができます。

専門家へ運用を任せられる

投資の初心者が経済や金融の高度な知識を身に付ける事は大変ですが、投資信託ではその筋の専門家が資金を運用してくれます。

したがって、個人では買えない・買いにくい海外の株式や債券、特殊な金融商品への投資も可能になります。

リスクを抑えたい人におすすめ

もし、あなたが短期的な投資スタイルや自分の判断でアクティブな投資を希望しているのであれば、投資信託はあまりおすすめできない投資方法と言えるでしょう。

  • 長期的な投資を考えている方
  • 低リスクの投資方法を望んでいる方
  • ローリターンでも良いので確実性の高い利益を望んでいる方
  • 基本的に投資した後は放置したい方
  • 少額から投資を始めたい方

以上のような方々には、投資信託はおすすめと言えます。

おすすめの口座

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外貨預金/高金利の預金で資産形成

外貨預金/高金利の預金で資産形成

外貨預金はその名の通り、外国の通貨を預金する外貨投資の一つです。

日本円を米ドルやユーロ、ポンド、豪ドル、NZドルなど、色々な国の通貨と交換して、銀行や証券会社などへ預け入れる金融商品になります。

国内でする円預金と比較した一番のメリットは、やはり外貨預金は高金利である事です。

但し、日本円と外貨は為替相場の変動により、その時々で価値が異なりますので、金利が高いと言えども元本割れのリスクもありますので、為替変動に対するある程度の知識と注意が必要となります。

特に外貨預金初心者の方は、先ず、米ドルのような安定性の高い通貨で運用を開始して、徐々に知識・経験が積み重なってきたら、自分なりのスタイルでよりハイリターンが期待できる通貨にもチャレンジしてみる手法が良いかもしれません。

今は初心者の方に対しても、外貨預金のメリット・デメリットを丁寧に情報提供してくれる金融機関も多く、少額からでも始めることができます。

外貨預金にも普通預金や定期預金などの商品があり、楽天銀行は、インターネット上で色々な管理ができますのでおすすめの口座です。

将来の資産形成の為に、高金利が期待できる外貨預金を始めてみてはいかがでしょうか。

おすすめの銀行口座

新生銀行

まとめ

投資で財テクをしていく上で最も大切な事は、できるだけ堅実でリスクを回避できる方法を選択することです。

仮にリスクを負うような投資を選択したとしても、その一局に集中するのではなく、分散投資でリスクを軽減する事が大切になります。

一か八かの勝負に出るのではなく、出来る限り勝算を裏付ける根拠を明確に判断した上で投資に踏み切る事が、上手に財テクしていくコツと言えると思います。

先ずは、しっかりと各投資方法の概要やメリット・デメリットを把握しながら手堅い実践で経験値を上げていきましょう。