「ブログ・ホームページを作るならWordPressがすすめ」いざ、ブログを運営使用しして始め方をネット検索してみると、殆どが「無料ブログではなく有料ブログ」そして「有料ブログならWordPress」をすすめています。
WordPressは世界中で圧倒的なシェア率を誇るCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)です。
当ブログもWordPressで運用していますし、やはり、これからブログを始める方にも一押しのソフトであることは間違いありません。
ただ、WordPressに代わるCMSの現状や他のソフトの特徴なども参考程度に知っておくことは大切だと思います。
こちらでは、WordPress以外にも使える便利なCMSについて解説していきます。
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは
CMSは、コンテンツ管理システム(Content Management System)の略称で、WEBサイトの作成と運営をする為の便利なソフトになります。
これまではサイト構築する為に必要であったHTMLやCSSのプログラムを組まなくても、簡易的に品質の高いWEBサイトを作れることが大きな特徴となります。
世界中で利用されているCMSの中で圧倒的シェアを誇るのがWordPressであり、日本でもブログアフィリエイターの多くがWordPressを利用しています。
WordPressとその他CMSの世界シェア率
以下は、W3Techsの調査結果で世界のCMSのシェア率を示したグラフになります。
(出典:https://w3techs.com/technologies/overview/content_management/all)
黒のラインは非CMSも含めた全体のシェア率を表し、緑のラインはCMSのみのシェア率になります。
WordPressは非CMSを含めても33.9%、CMSのみでは60.7%と極めて高いシェアを誇ります。
世界中のCMS利用者の内、実に半分以上がWordPressでWEBサイトの作成と運営を行っていることになります。
なぜWordPressが支持されているのか
では、なぜこれほどまでにWordPressの人気が高く、多くのWEB制作者から支持されているのでしょうか?
先ず、これだけ世界中でシェアされるようになったことで、WordPressに関する書籍は数えきれないくらい出版されていますし、ネット検索をすれば膨大な量の様々な情報を入手することができるようになりました。
例えば、WEB制作の過程で何らかの問題が発生しても、WEB上の情報や書籍を活用することで殆ど解決することができる為、更にWordPressの世界的人気に拍車をかけたと言えるのです。
このような圧倒的シェアの拡大には、以下のようなメリットが大きく後押しをしています。
- 無料で利用でき簡単なインストールで運用開始できる
- カスタマイズの自由度が高くコンテンツの更新も簡単にできる
- 利用できるテーマ(テンプレート)が豊富で高品質のデザインが可能
- 膨大なプラグインで高度な機能を簡単に利用できる
- バージョンアップが多く拡張性に優れている
- SEO対策に適している
- 世界中にWordPress関連の開発者がいる
- 殆どの問題をWEBの情報で解決できる
WordPress以外にも使えるCMSのおすすめ8選
これだけの圧倒的な世界シェアを誇りますので、「CMS=WordPress」のイメージが強く根付いているのが現状です。
しかし、CMSにはWordPressのようなインストール型の他にも、API型やWEBサービス型など幾つかの種類があります。
こちらでは、WordPress以外にも便利に活用できるCMSの紹介をしていきます。
Joomla!
Joomla!(ジュームラ)は、PHPをベース言語に作られたCMSです。
数千にも及ぶ政府関係のWebサイトがJoomla!で作成されています。
多言語対応や権限制限、マルチカテゴリや擬似マルチサイトなどに対応しており、多くのテンプレートがレスポンシブデザインにも対応しています。
Drupal
Drupal(ドルーパル)もJoomla!と同様に、PHPで記述されたCMSです。
運用にはやや高度な知識を必要としますが、大規模なサイト開発に適しているCMSになります。
Drupalを使うには基本的な構造から学ぶ必要がありますが、高度なタクソノミーやタグ、カテゴリーによるグループ分けが得意で、複雑なコンテンツにも柔軟に対応できます。
Blogger
Blogger(ブロガー)は2003年に Googleに買収されたブログプラットフォームです。
Googleアカウントで簡単にブログの開設やカスタマイズができますので、手軽にブログを始めたいならBloggerがおすすめです。
WIX
WIXはデザイン性の高いWebページが作成できるCMSで、500種類以上のテンプレートが利用できます。
豊富なフリー素材や拡張機能により、細かくページをカスタマイズできる点が魅力です。
MovableType
MovableTypeはシックス・アパート社が提供するCMSで、 セキュリティ攻撃や急激なアクセスに比較的強いホームページを作成できることが特徴です。
Tumblr
Tumblr(タンブラー)は2013年にYahoo!に買収されたブログプラットフォームです。
独自ドメインの設定をしたり、メディアごとに投稿を分けたり、1アカウントで複数のブログを開設とも特徴になります。
ソーシャル性も高く、記事の拡散も期待できます。
Ameba Ownd
Ameba Ownd(アメーバオウンド)は、 ブログだけでなくホームページやネットショップも制作できるパブリッシングプラットフォームです。
おしゃれでカラフルなテーマが100種類以上あり、 SEOにも強いことをアピールしています。
専用のアプリで簡単に更新でき、フォローやリブログなどのソーシャル性も備えています。
note
note(ノート)は、コンテンツに課金も行える国産のパブリッシンブプラットフォームです。
HTMLの知識が無くても、小説や日記などの色々なジャンルのコンテンツを簡単に書けます。
まとめ
それぞれのCMSやプラットフォームには、機能性の違いや運営するWEBサイトに応じたメリット・デメリットもあります。
当ブログではWordPressの利用をおすすめしていますが、選択肢の1つとして、或いは、ブログソフトを知る上での参考として、他のCMSについても基本的な知識は兼ね備えておいた方が良いと思います。