多くのアフィリエイターがいる中、実際にお金を手にしている人は全体の1割程度と言われています。
更に、この1割の詳細には数千円~1万円程度しか稼いだことのない経験者が多く含まれますから、実際に副業や本業として満足できる収入を稼ぐアフィリエイターは数パーセントと言うことになります。
この厳しい現状から「アフィリエイトは儲からない」との風評がネット上では多く見受けられますが、実際に収益化を可能にしているアフィリエイターが存在するわけですから、「儲からない」のではなく、「アフィリエイトで儲けられない」人が大多数との見方が正しいと言えるでしょう。
アフィリエイトで儲けている人と儲からない人を比較した場合、以外にも基本的な部分で大きな差を見つけることができます。
では、大半が失敗に終わっているアフィリエイトの現状で、儲からない人はどのような間違いを犯しているのでしょうか?
アフィリエイトで稼げるタイミングは状況次第
ブログアフィリエイトでは、「最低100記事が必要」などコンテンツ作成の1つの目安として言われている記事数があります。
しかし、あくまでも「目安」であり、100記事を作ったからと言ってアフィリエイトで稼げるようになる保障はどこにもありません。
アフィリエイトでは、読者の目に留まる以前にGoogleから評価されて検索上位表示されるWEBサイトの構築が重要になります。
Googleは評価の具体的な基準は明確にしていませんので、公表しているガイドラインなどを基に効果が期待できるコンテンツを想定しながら構築作業に取り組むことが求められます。
ただ、アフィリエイトのジャンルによってライバルサイトの状況も異なりますし、ブログ運営者のサイト構築に関する知識や技術も、やはり、それぞれ異なります。
したがって、これまでの事例から示されたアフィリエイトで儲かるタイミングの目安が、必ずしも運営ブログと一致するわけではありませんし、むしろ、状況次第でタイミングがズレることは当然と言えます。
他人との比較ではなく出来ることの最善を尽くす
同じジャンルで運営しているライバルのブログを上回る為に、念入りな観察や比較はとても大切になります。
ただ、持っているWEB知識が同じではないことを十分に理解して、自分の持てる能力を客観視しながらサイト構築へ取り組むことが成果を引き出すコツと言えます。
特に、初心者の場合には、ライバルとのWEB知識でかなりの差が生じることが殆どでしょう。
このような状況でブログのデザインなど、見た目のクオリティーにばかり拘りすぎても、コンテンツが充実せずに逆効果になることも考えられます。
ブログコンテンツの大半は「記事」です。
したがって、優先するべきは読者が求める質の高い記事を更新して、情報量に厚みを持たせることが重要になります。
アフィリエイトを始めた初期段階では、経験値の高いライバルと見た目のクオリティーで肩を並べることが難しいのは当然のことです。
先ずは、出来ることから最善を尽くしてブログを充実させましょう。
WEB知識は運営を継続していく内に、徐々に身に付いていき、いずれ色々な工夫を施せるようになっていきます。
アフィリエイトの成功はリスクを負うことも必要
アフィリエイトは、やろうと思えば一切の費用を掛けることなく始めることができるビジネスです。
無料ブログサービスを利用すれば、レンタルサーバーの契約や独自ドメイン取得の費用は必要ありません。
勿論、費用を全く掛けないアフィリエイトでも、十分なノウハウと工夫があれば収益化することは可能です。
しかし、わずかな初期投資のリスクを軽減することで、無料ブログでは色々な制限やアカウント消滅の可能性など、大きな運営リスクを背負うこともしっかりと理解しておきましょう。
軽い遊び感覚ではなく、本気でアフィリエイトで稼ぎたいのであれば、少々の金銭リスクは受け入れた方が、将来の早い成果に繋げやすいと思います。
WEB知識ゼロでのブログ量産は無意味
アフィリエイトで儲からない人の傾向として、「成功事例を持たないブログの量産体制」があります。
ブログの複数運営は、確かに収益を拡大する効果的な手法になります。
但し、それは1つ1つのブログが成果を出せる前提の話です。
ブログ運営を開始して、まだコンテンツが未熟な状態にも拘らず量産体制に入ることは、はっきり言って無意味ですし労力の無駄です。
先ずは、しっかりと1つのブログを作り込み、収益化の成功を体験してから次のブログ生産を考えましょう。
成功体験をすることで、マンパワーで回せるブログの数も大体わかるようになってくるはずです。
検索順位への過剰な反応は逆効果
ブログ(サイト)アフィリエイトでは、SEO対策が極めて重要な取り組みになります。
しかし、検索順位は上がることもあれば下がることもあります。
上下する要因は様々で、これまで上位表示されていたキーワードで、一気に圏外へ飛ばされることもありますし、その逆もあります。
また、大きな変動の後に数日から数週間が経過して、元の順位に戻ることもよく見られる傾向です。
勿論、長期に亘り順位が上がらないページについては、何らかの対策が求められますが、あまりにも順位変動に過剰になりすぎることは逆効果を招く恐れもあります。
一時的な変動に対して焦って施しを加える事で、逆にGoogleの評価を下げる結果になることも考えられるからです。
自分のブログだけでなくライバルの状況も観察しながら、順位変動が及ぼした影響を冷静に分析して状況を見守ることも大切です。
アフィリエイトで意識するべき9つの取り組み方
このようにアフィリエイトで儲けられない人には、他のライバルと同等レベルに自分のサイトを過剰評価した比較で成果を求めたり、成果が出ないことへ焦りを感じて小手先のテクニックで見返りを求める傾向があります。
ここまでで解説してきた注意点をまとめれば、以下の9つを意識しながらアフィリエイトへ取り組むことが大切になります。
- アフィリエイトに対する努力と継続は成功の大前提
- 成果が出るタイミングは必ずしもライバルと同じではない
- 焦りから多方面の方法に目移りし過ぎない
- ライバルの観察や比較は大切だが根拠のない高見は目指さない
- デザインにこだわり過ぎずに情報の中身で勝負を挑む
- 能力を客観視して今できることを確実に継続する
- 成果を出したいなら負うべきリスクがあることも理解する
- 根拠のないブログの量産に走らない
- 検索順位に敏感にならずコンテンツ充実に打ち込む
まとめ
アフィリエイトを楽なネットビジネスと勘違いしている人も多いようですが、やるべきことは意外とありますし、地道な作業の連続になります。
それでも、成果が出せるようになった後は初期段階のような労力は必要ありませんし、ブログを稼働させているだけで収益化が可能になる優れた個人ビジネスと言えます。
成功を手にすることができれば、サラリーマンなどと比較して楽に稼げるビジネスであることは間違いありません。
重要な事は、アフィリエイトを始める段階での意識の持ち方です。
儲けられない負のスパイラルに陥らないようにしっかりと取り組んでいきましょう。