アフィリエイトで活用するツールと言えば、多くの人が真っ先にブログを思い浮かべると思います。
事実、ブログはアフィリエイト活動に適した強力な媒体であり、殆どのアフィリエイターが収益化の仕組みをブログを使って構築しています。
但し、アフィリエイト報酬の獲得やリピート成約の成果を比較した場合には、メールマガジンが圧倒的に効果的と言えます。
アフィリエイトで収益化を成功させ、更に拡大を目指すアフィリエイターの多くは、やはりメルマガの発行をしています。
したがって、アフィリエイト報酬の獲得率やリピート成約率を上げて、より効果的な収益化を目指す上で、メルマガ発行はアフィリエイター必須の取り組み項目と言っても過言ではないのです。
予想以上に高いメルマガのマーケティング効果
日本中の多くの人がネット環境が身近になり、メールの活用も1個人で複数のアカウント所有が当たり前の時代となりました。
フリーメールを利用すれば、無料で手軽にアカウント作成ができる事から急激に利用者が増え、このような背景を商機と捉える企業やユーザーが、メールマガジンを利用して収益化を加速させようとしてきたわけです。
その結果、有益なメールばかりではなく、迷惑メールと呼ばれる不必要なメールも急激に増加して、数年前からはGmailやYahoo!メールの迷惑メールフィルターが強化されるようになり、メールが簡単に届かないようになってきたことは事実です。
昨今では、TwitterやFacebookなどのSNSを活用したマーケティングも盛んになりましたので、メルマガのマーケティング効果を軽視する傾向もあるようですが、実際にはどうなのでしょうか?
参照:Why marketers should keep sending you e-mails(マーケティング担当者が電子メールを送信し続ける理由)
上図のグラフは、アメリカのコンサルティング会社である、マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査結果です。
新規顧客の流入口として、自然検索(Organic search)・メール配信・Twitter・Facebookの4つを比較した結果、メール配信はTwitterやFacebookの3倍以上に及ぶ顧客獲得率を得ている結果が示されています。
この調査は2013年の結果になります。
しかし、SNSの効果がメール配信に近づいてきているとしても、現時点においても圧倒的にメール配信の方が効果的である事は間違いないと思います。
一部では「メール=古い」「SNS=新しい(トレンド)」との認識がある中で、このようなメール配信による効果が示されていることは、メールボックスを毎日確認している人の割合がとても高いことの裏付けとも言えます。
つまり、メルマガ発行によるマーケティング効果は、廃れるどころか今も健在であり、アフィリエイターが最も積極的に取り組むべき項目であると言えるわけです。
アフィリエイターへメルマガ発行を勧める4つの理由
メールマガジンを発行する事により読者へ確実に情報を伝達でき、収益化に繋がる効果についても極めて高い確率である事は前文の通りです。
勿論、TwitterやFacebookなどのSNSを活用する簡易的なやり方と違い、メルマガ発行は十分な情報を継続発信する事に意味がありますから、その作成には手間も時間も必要になります。
しかし、新規顧客の獲得率とリピートの成約率が、高い確立でアップすることを期待できるのであれば、やはり、その取り組みへ着手するべきです。
メルマガ発行は低コストで高い効果が期待できる
集客とセールスには様々な手段があり、その取り組み方も効果も色々です。
例えば、広告の発行・対面営業・電話営業・ダイレクトメールの発行などは、どれも多大な労力や資金が必要となります。
しかし、メルマガ発行は有料のメルマガスタンドを利用したとしても、月々の経費はせいぜい3,000円~5,000円程度です。
数百人から数千人、或は、人気のメルマガを構築できれば数万人に及ぶ読者へ瞬時に情報提供できるわけですから、極めて安価に取り組めるマーケティング手法と言えるのです。
メルマガ発行は直接のアプローチで行動を促すことができる
メルマガの発行はブログなどプル型営業とは違い、読者のメールボックスへ直接情報を届けますので、プッシュ型の営業手法になります。
現代社会における私達の生活では、メールチェックが日常の行動であり、多い人は1日に何回もチェックを繰り返します。
このような行動が繰り返される理由は、届くメールには重要性や緊急性の高い内容が含まれることもあるからです。
したがって、メールの情報が有益且つメリットが高いとの読者判断に至れば、即座に行動に繋がる可能性もあり、更には、質の高いコンテンツ・情報の発信を継続させていく事で、メルマガに対する信頼性が増し、リピート成約の可能性も高くなるのです。
メルマガ発行は読者の専有意識を高めてマンツーマンの関係性を構築できる
ブログなどのWEBサイトを訪問するユーザーは、掲載される情報がWEB上でオープンにされていることから、共有意識の方が強くなります。
一方、メルマガの場合には、メールボックスに届いたメールを読者が読みたい時に開くことができ、更に、疑問や悩みなどを気軽に返信可能な演出もできる事から、専有意識の方が強くなります。
ブログは、様々なユーザーの行動を想定して、要所へバナー広告を表示したり、他のページへの誘導リンクを表示したり、ユーザーによっては不必要と感じてしまうような構成を取らざるを得ません。
しかし、メルマガは、発行者と読者のマンツーマンの空間が構築される効果があり、個別のコミュニケーションを強化する取り組みに適しています。
ネットを介した表面上の繋がりではなく、人と人との繋がりが強化されれば、生涯にわたって良好な関係を築くことも可能です。
メルマガ発行は本当の読者の反響を知ることができる
例えば、ブログの反響を知るには、アクセス解析ツールでPV数の確認をしたり、検索ワードの確認をしたりして、数字と大まかな読者の心理や行動を推測することはできます。
しかし、あくまでも推測であり、本当の読者の声を明確にすることはできません。
その点、メルマガの場合は、個別読者とコミュニケーションが比較的簡単にできますので、十人十色の意見を集めて、生の声を確認しながら今後の取り組みへ活用することが可能です。
新たに更新したブログコンテンツに対する意見、掲載する広告の商品に対する意見、時にアンケートなども実施しながら、色々な読者の声を聴くことができるのです。
また、ブログはPV数は確認できますが、実際にどのようなユーザーが見ているのかは分かりません。
一方で、メルマガはメルアドの登録が必要ですから、コミュニケーションを強化することでメールの先に居る読者の人物像が見えてくることもありますし、メルマガ登録を解除する行動があれば、内容に対する拒絶が明確であり、解除理由を記す機能を使えば、明確な内容を知る事も可能です。
意見・賛同・批判などは、有益な情報を発信して評価してもらう為に、極めて重要な材料になります。
メルマガは読者との信頼関係をより強固にする
「ブログを開設して目立つところへ広告を掲載すれば、アフィリエイトで自動的に稼げるようになる」このような勘違いをしている人は少なくないようです。
しかし、中身のないセールスばかりをアピールしても、絶対にアフィリエイトで成功する事はできません。
仮に、詳細な商品レビュー記事を多く作ったとしても、やはり期待通りの効果は出てこないでしょう。
アフィリエイトに限らず、全てのビジネスにおいて言えることは信頼関係です。
収益化を目指すアフィリエイター自身もネット上の先に繋がるユーザーも、当然ではありますが共に人間同士です。
WEB上にある情報を共有しながら信頼関係を築いていくには、その情報がユーザーにとって有益でなければいけませんし、ユーザーの何かに役立つことが求められます。
ユーザーはセールス関連の情報を求めていません。
寧ろ、セールスは不快に感じますし、信頼関係を一気に失うこともあります。
事実、アフィリエイトで成功しているブログを見れば、コンテンツの大半はユーザーにとって興味深い情報であって、セールス記事は全体の1割~2割程度です。
ブログ訪問者との信頼関係を構築しながら、数少ないセールスページへ違和感なく自然な形で誘導することがアフィリエイト成功の重要なポイントなのです。
この信頼関係を構築して更に強化していく過程で、メールマガジンは最も効果的なツールとなります。
関係を構築してブログへ引き込むこともできますし、段階的にメルマガでセールスを織り交ぜることも可能です。
多くのメルマガ読者を募る事ができれば、アフィリエイトの収益化を一気に加速させることができるのです。
まとめ
アフィリエイトを始めるにあたって、「ブログが先かメルマガが先か」と言われれば、やはりブログから始めることが断然おすすめです。
しっかりとブログのコンテンツを作り上げた後に、メルマガと連動させることで、双方の相乗効果を引出すことができます。
目安としては、ブログで内容の充実した100記事以上を更新した後に、メルマガ発行へ着手することが理想的です。
メルマガ読者を募るページをブログに設置したり、TwitterやFacebookなどのSNSで読者を募る発信をすることも有効です。
ブログ制作もメルマガ発行も、それなりの労力は必要になりますが、労力以上の見返りは十分に期待できますので、是非ともお勧めいたします。