WordPress(ワードプレス)は、機能性の高さや、簡単にサイト構築ができる事が評価され、世界中で多くの人に利用されています。
しかし、ブログ運営などの経験が全くない初心者の方々にとっては、WordPressの中で使われている言葉や、それぞれの項目でできる事などが、すぐには理解できるものではないと思います。
こちらでは、WordPress初心者の方にも分かりやすいように、ログインから初期設定までの手順を解説していきます。
WordPressへログインする
先ずは、WordPressの管理画面へログインします。
WordPressをインストールする際に登録した、ユーザー名(ID)とパスワードを入力してログインボタンをクリックします。
この時、利用しているレンタルサーバーによっては、ドメインの設定が反映するまでに時間が掛かる場合があります。
レンタルサーバーでも、その旨の注意書きがありますので、よく確認するようにしましょう。
ドメイン反映までに、数分から数時間かかる事もありますので、万一、ログインしても管理画面が表示されない場合は、しばらく時間が経過してから再度ログインしてみて下さい。
WordPress管理画面(ダッシュボード)の設定
管理画面の設定は、後からでも変更することができますので、設定後も随時調整が可能です。
ここでは基本的な項目について説明していきますが、必要に応じて、自分のWEBサイトに最適な設定になるように調整していきましょう。
初期状態の管理画面
WordPressをインストールしてログインすると、下図のような初期状態の管理画面が表示されます。
初期状態では、全ての項目が表示されるようになっています。
表示オプション
管理画面で表示される項目で、必要がないものがあれば、画面右上部にある「表示オプション」をクリックすると、展開された欄に現在表示されている項目にチェックマークが記されています。
このチェックマークを外すことで、項目を非表示することができます。
WordPressの使い始めは、あまり気にしなくても良いと思いますが、慣れてきたら自分が使いやすいように調整していきましょう。
一般設定
管理画面の左下に「設定」の項目がありますので、クリックすると「一般設定」が表示されます。
一般設定では、サイトの全体的な設定を行います。
「サイトのタイトル」「キャッチフレーズ」の入力や、記事更新時に表示される日付と時刻のフォーマットを選択できます。
下図では、タイトル部分だけ「WordPress初期設定」と入力してみました。
運営するサイトのコンセプトにマッチした、分かりやすいタイトル、キャッチコピーを考えて入力してください。
尚、日付と時刻を記事に表示したくない場合は、カスタムを選択して隣の入力部分を空白にして「変更を保存」をクリックすると対応できます。
投稿設定
投稿設定では、記事の投稿に関連する設定を行います。
ここでは、更新情報サービス(PING送信先設定)の登録を行います。
更新情報サービスは、記事を更新した際に、検索エンジン・RSS・リーダー・ブログランキングなどへ更新情報を通知する機能です。
PING送信先の送信先のURLを登録することで、登録先へ更新情報が通知されます。
PING送信先はネットで検索をすれば、他にも色々見つけることができますが、とりあえずは主要な先として以下のURLを掲載しますので、登録しておきましょう。
主なPING送信先 |
---|
http://rpc.pingomatic.com/ http://blog.goo.ne.jp/XMLRPC http://www.blogpeople.net/servlet/weblogUpdates http://ping.blo.gs/ http://blogsearch.google.co.jp/ping/RPC2 http://blogsearch.google.com/ping/RPC2 http://rpc.reader.livedoor.com/ping http://ping.fc2.com/ http://ping.feedburner.com/ http://ping.rss.drecom.jp/ http://wpdocs.sourceforge.jp/Update_Services http://rpc.pingomatic.com/ http://ping.blogranking.net/ http://ranking.kuruten.jp/ping http://www.blogstyle.jp/ http://www.blogpeople.net/ping/ http://ping.freeblogranking.com/xmlrpc/ http://rpc.weblogs.com/RPC2 http://services.newsgator.com/ngws/xmlrpcping.aspx http://ping.dendou.jp/ http://blog.with2.net/ping.php/ http://ping.cocolog-nifty.com/xmlrpc http://ping.sitecms.net http://pingoo.jp/ping/ http://taichistereo.net/xmlrpc/ http://ping.blogmura.com/xmlrpc/hidmbp2r256f |
表示設定
表示設定では、フロントページに表示するページスタイルや、1ページ内に表示する投稿数などを設定できます。
先ず、「フロントページの表示」に関しては、「最新の投稿」を選択した場合には、更新する毎に最新の記事が先頭に表示されるようになります。
一方、「固定ページ」を選択した場合には、ホームページのように特定のページをトップ画面へ固定することもできますし、装飾を施した固定ページで記事の更新情報を掲載することも可能です。
「1ページに表示する最大投稿数」に関しては、更新記事を表示するページでの投稿数を設定できます。
それぞれ、運営するサイトに合った、お好みの選択をして下さい。
「RSS/Atom フィードでの各投稿の表示」は、「抜粋のみを表示」の選択をおすすめします。
こちらは、記事の内容を不正にコピーされたり、流用されないようにする効果がありますので、デフォルト状態からの変更を推奨します。
また、「検索エンジンでの表示」については、チェックを入れると記事を更新しても検索エンジンにインデックス登録されなくなります。
製作途中のサイトで、完成状態にしてから全てをインデックス登録したい場合や、サイトの閲覧を会員限定の閲覧にする場合などに利用します。
ディスカッション設定
ディスカッション設定では、コメント投稿に対する設定や、アバターの設定ができます。
デフォルトの状態では、記事にコメントが投稿されたら、メールで通知してくれる機能が有効になっていますので、メールが不要の方はチェックを外して下さい。
また、スパム対策を強化したい方は、コメント表示条件の「コメントの手動承認を必須にする」へチェックを入れたり、コメントモデレーションを「1個以上のリンクを含んでいる場合は承認待ちにする」へ変更することで、コメント受付の条件を厳しくすることができます。
パーマリンク設定
パーマリンクとは、WEBサイトで使用するURL構造のことで、当サイトで言えば、個別記事作成時にhttps://yakudatsu-blog.com/の後に続く部分を、どのようにするのか決定する設定になります。
パーマリンクは、Webサイトに対して外部からリンクを張る時や、記事のURLをEメールやソーシャルメディアで送信する時に利用されます。
WordPressのパーマリンク設定では、インストール直後はデフォルト状態で設定されており、記事の固有IDの数字が利用されるようになっています。
このまま利用して頂いても、特に問題はないのですが、この設定でよく利用されているのが「投稿名」で、パーマリンクに投稿名(postname)を使用するスタイルになります。
「投稿名」を選択すると、記事タイトルに入力した文字列がパーマリンクに自動挿入されます。
URL構造にSEO対策となるキーワードを入れることも可能ですので、多少なりともSEOの効果が期待できます。
ただ、記事タイトルに日本語を使用した場合は、URL構造に日本語が挿入されます。
WEBブラウザでの閲覧では、日本語表記で見えるのですが、実際にはURLエンコードされた、とても長い文字列になっています。
URLが長すぎると、SNSでの拡散されにくくなったり、色々デメリットが生じることもありますので、注意が必要になります。
パーマリンクに投稿名(postname)を使用する場合は、URL構造には英語の文字列を使用することをおすすめします。
ユーザー設定
ユーザー設定では、プロフィールの設定をすることができます。
こちらでは、サイトに表示されるニックネームを設定できます。
セキュリティー的にも、ニックネームの設定はしておいた方が良いと思います。
まとめ
WordPressでできる事はとても多くありますが、先ずは、これからサイト運営をしていく上でやっておきたい初期設定について解説しました。
初期設定が完了したら、積極的に記事の投稿などを繰り返して、他の機能に慣れていくようにしましょう。